桜陽校生“選挙のしくみ”聴講!小樽市選管の出前講座

 小樽市選挙管理委員会(川嶋広士事務局長)は、1月17日(水)13:40から、小樽桜陽高等学校(長橋3)第1体育館で、出前講座「選挙のしくみ」についてを座学で実施し、3年生約130人が参加した。

 

 この講座は、市政に対する考えを聞く情報交換の場として行う、まち育てふれあいトークのメニューで、10人以上の団体やグループで申込が可能。

 

 ◎小樽市「まち育てふれあいトーク」のご案内(外部)

 

 講師は、川嶋事務局長と井坂祐司事務局次長が務め、2016(平成28)年6月法の改正により、18歳以上のすべての国民に選挙権が与えられ、選挙の種類や今後の選挙の予定・投票の仕方などについて、分かりやすく説明した。

 

 選挙4原則として、普通選挙(財産の有無・納税・性別に関係なく、一定の年齢に達したすべての国民に選挙権が与えられる)、平等選挙(なんらの差別なく1人1票の選挙権がある)、秘密選挙(誰がどの候補者に投票したかが分からないよう無記名)、直接選挙(有権者が直接代表者を選ぶ)がある。

 

 すべての国民や住民のひとりひとりのために、自分たちの意見を反映させてくれる代表者が必要で、その代表者を決める選挙には、国政選挙(衆議院議員・参議院議員)と地方自治の選挙(知事・道議会議員・市長・市議会議員)があり、解散がなければ、2025(令和7)年7月に参議院議員通常選挙、同年10月に任期満了となり衆議院議員選挙、2026(令和8)年8月に市長選挙、2027(令和9)年4月に知事・道議会議員・市議会議員選挙を予定している。

 

 衆議院議員選挙では、投票用紙に小選挙区は候補者指名、比例代表は政党名を、参議院議員選挙では、小選挙区は候補者指名、比例代表は氏名または政党名を記入する。このほかの選挙は候補者氏名を記入。

 

 2022(令和4)年の参議院選挙では、全体でも10代が35.42%、20代が33.99%、小樽市は53.13%と投票率が落ち込んでおり、川嶋事務局長は、「若者の投票率が低いということは、若い人の考えを聞いてもらえなくなる可能性がある。もっと選挙に関心を持ってもらい、ぜひ投票してもらいたい」と呼びかけ、当日投票に行けなくても、期日前投票があると投票方法についても説明した。

 

 生徒を代表して伊藤君は、「話の中で、若い人の投票率の低さと政治離れの現状を実感した。私たちは18歳で選挙権を獲得したが、判断基準や何を優先すべきかが分からないことが課題だと感じた。今回の話を参考にして、これからの政治への参加を意識的に考えていきたい」と感想を述べた。

 

 ◎小樽市選挙管理委員会事務局(外部)