ウイングベイ小樽で第2回オアソビプロジェクト

 未来のありたい社会像実現を目指す、共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)事業に採択され、北海道大学に小樽商科大学と小樽市が参画した、市民参加型の第2回オアソビプロジェクトが、1月20日(土)10:30~17:00に、ウイングベイ小樽(築港11)1階ネイチャーチャンバーと済生会ビレッジ、4階テナントスペースで開催された。

 

 体験(遊び)を通じて、まち(社会)の問題に触れることで課題をじぶんごと化し、自分のまちをつくっていく人を育てるプロジェクトで、ステージ・カルチャー・カラダの3つに分けて多彩な催しを企画し、大勢の親子連れが参加した。

 

 オープニングステージは、ダンススクールstudio♪FLASHの3歳~大人約70人が華麗なパフォーマンスを披露し観客を魅了した。

 

 カルチャーコーナーには小樽の海で拾ったシーグラスをレジンアクセサリーの制作体験があり、小樽の海からSDGsを学んだ。

 

 小樽未来創造高校1~3年生8名は、「サカヌシ様の夢転がし」や「ナゾトキ!小樽運河に隠された秘密」などのゲームに協力した。

 

 4階空スペースでは、「缶アート~黄金の群来~」と題し、小樽のアーティストHiNAさんが、北海製罐から寄贈されたスチール缶1,000個を使った鰊と群来を表現した作品を展示。参加者も自由に缶に絵を描いて楽しみ、一緒に会場に展示した。

 

 カラダスペースでは、北海道教育大学岩見沢校芸術・スポーツビジネス専攻の教員・学生12人が協力し、体力・健康づくりのきっかけにと、ジャンプの高さやバットスイングのスピード測定などの体力測定を実施。

 

 新企画として、若い世代が将来の妊娠や出産・子どもの健康を意識し、自分たちの健康管理を行うプレコンセプションケアブースを開設。

 

 妊娠前の健康をケアするだけではなく青少年の時から体の健康を考え、自分を守り、自分を好きになる広い意味も含めて、親子で来場してもらい、自分が生まれた時はどうだったのか、胎児から新生児までの段階別に人形が展示され、新生児の3㎏の人形を抱っこし自分が赤ちゃんの時を想像していた。

 

 北海道大学産学・地域協働推進機構・社会・地域創発本部の鳥羽早弥佳特定専門職員は、「心と体をテーマに、健康な人生作りに貢献しようと開催。自分が将来子どもを育てたいと思うきかっけになってもらいたい」と話した。

 

 人の体の変わり方パネルや体クイズなどを親子で楽しみ、7歳の女の子は3kgの人形を抱っこして、「重たかった」と話した。

 

 このほか、済生会提供の3Dアート体験に外部講師を招き、「雪だるまを作ろう」に挑戦。済生会では、「未来の仕事が見つけられたらと企画した」と話していた。

 

 ◎おあそびPROJECT@otaru_asobi(Instagram)

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