歌原大悟氏 起業家コンテスト道予選で最優秀賞

 世界最大規模の起業家団体「EO(Entrepreneurs’ Organization、起業家機構)」が主催する学生起業家コンテスト・EO GSEA(グローバル学生起業家アワード)北海道予選が、1月9日(火)に札幌で初開催され、道内の学生起業家6名の中から合同会社PoRtaru代表の歌原大悟さん(24・小樽商科大学4年)が最優秀賞を受賞し、2月17日(土)大阪で開催の日本大会への出場を決めた。

 

 2016(平成28)年にスタートした同大会は、前年までは関東・関西に2カ所で予選を行い、今年は大阪・京都・関東・北海道・九州・沖縄の6カ所で開催。予選を勝ち抜いた学生は、2月の日本大会へ駒を進める。さらに日本大会の上位者は世界大会の出場切符が得られる。

 

 歌原さんは、小樽をフィールドに商大生と小樽と繋ぎ、新しい価値を生み出し面白いアイディアをカタチにする、合同会社PoRtaruを2020(令和2)年4月に立ち上げ、2022(令和4)年5月に、コミュニティベースTug−Bの運営を開始した。空家を再活用し、1階と2階はバー&ホステル、3階と4階はシェアハウスにと、遊ぶ・泊まる・住むなど、沢山のことができるスペースを提供している。

 

 昨年2023(令和5)年から、バーにあるボトルやシェーカーなどを使い、お客さんを楽しませるパフォーマンスでカクテルを作る、小樽で初のとなるフレアーバーテンダーを志し、札幌ススキノで修業中。今年3月には東京での大会にも出場する予定で、自分磨きに余念がない。

 

 最優秀賞を受賞して、「狙っていたというより、出てみないかと声をかけてもらい喜んで参加した。力試しにやってみたところ、最優秀賞に選ばれ、夢にも思っていなかった。

 

 これまでやってきた事業の経緯を話し、小樽ならではの地域の人との距離が近いことや後押しがあったり、空家を活用するチャンス、コロナも踏まえた地方の大学と地域の着眼点について語った。

 

 日本大会へ向け、これまでのまとめをブラッシュアップするために、起業家塾の参加も決め、ローカルの強みを生かし、ビジョンとして研磨したい。プレゼンの大会は初めてで、苦手意識があり、ひと回り成長できればと思う。

 

 今年大学を卒業し、夢は大きく30歳までに年商5億。48歳までに300億。53歳までに大きなテーマパークを作りたい。小樽内外問わず活動の場を広げた、これからも起業家であり続けたい」と目を輝かせて抱負を語った。

 

 ◎EO Hokkaido(外部)

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