小樽市立高等看護学院 第54期生25名の旅立ち

 3月1日(金)10:30から、小樽市立高等看護学院(緑3・馬渕正二学院長)が、体育館で第54回卒業式を行った。

 

 入場者の制限もなくなり、卒業生の保護者や在校生・来賓・関係者が見守る中、男子3名を含む25名の第54期生は3年間の学び舎をあとにした。

 

 馬渕学院長から1人1人に卒業証書が手渡され、固い握手を交わして医療人としての仲間入りを心から歓迎した。

 

 馬渕院長は、「終息がないコロナ感染症の対策・高齢者化に伴う病気や慢性疾患への対応など、様々な問題が待っている。皆さんの力がなお一層求められる。

 

 卒業生の皆さんは、本学院で学んだことを基礎にして、新しい未来へ向け日々邁進されることを願う」と式辞を述べた。

 

 来賓を代表して迫俊哉市長は、「常に向上心を持ち続け、自己研鑽や実践を積み重ね、その力を発揮してもらいたい。本学院で学んだ知識や技術、1人1人が活躍されることを期待している」と祝辞を述べた。

 

 在校生を代表して石川さんは、「掛けがえのない仲間と過ごした日々や笑いあった思い出が、励ましになればうれしい。今までの努力があり、沢山の試練を乗り越えて、今この場にいる皆さんだからこそ、自分の看護の路を歩み続けることができると信じている。先輩たちの後に続けるよう頑張ります」と送辞を述べた。

 

 卒業生を代表して小林さんは、これまでの日々を振り返り、「私たちは、この学院で単に看護の知識だけではなく、思いやりや責任・信頼関係を築くことの大切さを学んだ。4月からそれぞれが新しい環境で看護師としての一歩を踏み出す。看護の路を選択したことに誇りに思う」と答辞を述べた。

 

 卒業生の小林さんは、「病気だけではなく、その人の心の支えになったり、不安を軽減できる看護師になりたい」と話し、八幡さんは、「患者さんの言葉だけではなく、表情や不安・生活の背景も捉えて、抱えている悩みや不安を取り除けるよう、患者さんに寄り添った看護をしていきたい」と目指す看護師像を述べていた。

 

 25名の卒業生の就職先は、小樽市立病院17名、札幌・後志6名、道外1名、進学1名。

 

 ◎小樽市立高等看護学院(外部)

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