医療法人たんぽぽ会島田脳神経外科(錦町1・島田孝理事長)では、2023(令和5)年9月にスタートした公文の学び舎たんぽぽ教室の修了式を、3月7日(木)同医院4階リハビリ室で開いた。
認知症サポーター養成講座を受講した同院スタッフ4名と、島田理事長をはじめ同センター若年性認知症コーディネーターで作業療法士の濱谷靖敏さんやケアマネジャーが協力し、平均年齢78歳の一期生4名が、毎週木曜日に公文の専用教材を使用した講座を受講。
1教科6分以内でできるよみかき・計算・すうじ盤を使って時間を記録し、比較して時間がかかりすぎる脳の病気の早期発見に繋げ、参加者との会話を楽しむ時間も設け、転倒防止の簡単な体操を行っている。
同院は、認知症の予防を目的に地域の仲間づくりや地域との繋がりから社会参加へのきっかけとなればと、2006(平成18)年に道内で導入が始まった公文の脳の健康教室を取り入れ、2019(令和元)年に認知症疾患医療センターに指定され認知症の専門医療に努め、地域で暮らす人たちがいかなる障害を持っていても、互いに助け合って生きて行ける協働社会を目指している。
3月は道内17カ所で修了式を予定し、小樽では同院のみで開催され、スタッフも認知症サポーター養成講座の上級コースを受けた医療関係のプロで、この会場ならではの恵まれた環境が特徴となっている。
ほぼ皆勤賞の女性は、「スタッフが参加を薦めてくれて、興味があり参加してみると楽しかった。家に籠っているよりもここへ来るのが楽しみになっていた」と話した。
サポーターの寺岡さんは、「町内会で声がかかり、認知症サポーターを受講し研修を受けた。一緒に話しをしたり、皆さんがフォローしてくれた。ここでは難しいことではなく優しいことで良いので、どんどん取り入れてやることを知った」と話した。
次回は4月中旬から5月上旬にかけて開講を予定している。リピーターの参加も大歓迎で、参加希望者は(TEL0134−22−4310・FAX0134−22−4324)へ。
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