小樽双葉高校奉仕活動部(古田和幸顧問)と生徒会は、終業式の3月21日(木)11:00から、同校会議室で、フィリピン・ミンダナオの子ども図書館へ物資を送るための梱包作業を行った。
1977(昭和52)年4月に発足された同部は、2008(平成20)年からNPO法人「otaruワールドフレンズ」から物資支援活動の協力を依頼され、支援物資に関する定義を学び、卒業生の運動靴などを送り始め、これまで16年間活動を続けている。
終業式後に生徒会と同部23人が2班に分かれて協力。古田顧問は「貰って喜ばれるもの、綺麗なものを」と話し、梱包する際には生徒同士で確認し合っていた。
2つの段ボール箱に、卒業生の上靴・阿部建設から寄贈の未着用作業服、本願寺小樽別院仏教婦人部が窓口となって集めたカバンや衣類、教員から子ども服など192点が集まった。送る物を細かく数え項目別に表を作成し、生徒の思いも込めて丁寧に梱包した。
赤い羽根共同募金からの助成金を送料に充て、到着は発送から2週間ほど。子ども図書館から、毎年写真を添えて令状が届いている。
同部でケンプ菜多理・J・ジェーン生徒会長(2年)は、「他の国の方のお手伝いができるのはとても良い経験。これからも世界のために双葉高校で頑張っていきたい。今回送った物資は、皆さんに喜んでほしい」と話した。
同部の山内涼風会長(2年)は、「2回目の参加で、みんなで活動し人のためになるのは嬉しい」と話した。
4月から同部の名称がボランティア部に変わるが、活動はこれまでと同じ。4月9日(火)は交通安全啓発活動を予定している。
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