入船書道教室書道展 揮毫会で制作する姿披露

 入船書道教室(入船1・小野智恵代表)の第4回目の書道展が、3月30日(土)・31日(日)に、市立小樽美術館(色内1)1階多目的ギャラリーで開かれた。

 

 教室の通う生徒20人の2023(令和5)年4月から2026(令和6)年3月までの練習の成果12枚ずつと、小野代表の作品を展示。どの作品も日頃の練習の成果が良く表れている。

 

 31日13:00から展示会場で、子どもたちが頑張って書いている姿を見てもらおうと、生徒12名と小野代表が作品を書く姿を披露する揮毫会(きごうかい)の2回目を、昨年に続き開いた。

 

 家族や知人・友人らが約40名集まり、緊張した雰囲気が漂う中、課題の文字を会場で力強く書き上げる姿は、感動を呼び大きな拍手が送られていた。

 

 最初に中学2年の山口君が、四字熟語の「泰然自若」を半切に堂々を書き、本人もバランス良く書けたと満足。その様子を見守っていた祖母は、「良く書けていた」と感心していた。

 

 小学5年生4人が、2文字ずつ書いて合作した四字熟語「流星光底」と「花紅柳緑」を披露。同じ書風になるよう練習して挑んだという。

 

 参加者の田島さんは、「1年生から習っていて、初めての参加で緊張したが、タイミングを合わせて上手に書けたと思う。太さやはらい方をペアの子と揃えるように練習した。楽しかった」と話した。

 

 小学1年生と3年生の3人は自分の名前の漢字を1字ずつ書き、「頑張って練習した成果を出せて良かった」、「書くのは難しかったけど、みんなと楽しくできた」、「初めてで緊張したけど練習より上手に書けた」と、それぞれに感想を述べていた。

 

 小学6年生の4人は、テーマの「推し」に合わせ漢字1字「推」「戦」「剣」「桃」を書いた。

 

 見ていたボクシングジム指導者は、「集中力があると思っていたら、書道を習っていたからだと分かった。パワーをもらい、活躍を応援している」とエールを送った。

 

 最後に小野代表が、春らしい文字の「桜花」をすらすらとすべるように筆を動かし、どのように書かれているかが分かり、興味深い時間となった。

 

 小野代表は、「緊張しているようだったが、みんな良い字が書けていた。5年生の合作では、練習よりも本番で書風を揃えることができ一番良かった」と話していた。

 

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