4月14日(日)14:00から、まち育てふれあいトークの一環として「小樽市の防災体制と我が家の防災対策」と題し、赤岩町会(北田健二会長)会館で、総務部災害対策室・安藤斉主幹が講演。町会役員18名が出席し、自助・共助・公助の役割と我が家の防災対策について理解を深めた。
災害大国と呼ばれる日本は、大きな海の間にあり、地震に伴う津波・火山・台風など、予測不可能な災害の発生も多い。
小樽市内には518カ所の土砂災害警戒地域があり、降雨量がすぐに河川の流量に反映され、数年に一度しか発生しないような、短時間に大雨が降る記録的短時間大雨警報を発令した2017(平成29)年と2023(令和5)年の状況を紹介。
地震に関しては、震度4は胆振東部地震を含む11回、震度5は北海道南西沖地震の1回あり、小樽は地震のリスクは低いが津波で被害を受けやすい。
また、自分の命は自分で守る自助・地域の役割の共助・行政機関の役割の公助の連携が大事で、実際に災害が発生した場合、自助70・共助20・公助10と言われている。
自分や家族の身を守るためには、災害はいつか必ず身近に起こると思い、物心両面の準備・近隣住民との人間関係・正確な情報に基づき速やかに判断し、自分の身を守る行動がとれるよう、日頃から災害時の指定緊急避難場所及び指定避難所について確認し、会館での備蓄や避難訓練を実施している自主防災組織づくりが重要だと強調した。
高橋消防団11分団長から、「現在は団員がに激減し、ぜひ興味のある人は入団するように」と呼びかけた。
北田会長は、「今回の話は非常に良かった。万が一の災害に自ら備え、日本列島どこで起きても不思議ではない状況。貴重な話が聞けた。
今後ますます防災に関して充実させていきたいので、若い人たちもいるので、町会役員を引き受けるきっかけになってもらいたい」と話した。
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