チーム支援と地域活性化 小樽野球協会後援会設立

 1927(昭和2)年創部の小樽唯一の社会人クラブチーム・小樽野球協会(樽協)が、市民に愛され応援されるチームを目指し町を盛り上げようと、4月20日(土)付けで正式に後援会を設立。

 

 17:30からおたる政寿司本店(花園1)で設立総会が開催され、約40人が出席し、同後援会規約や役員選出・事業計画・収支予算について審議した。

 

 同後援会設立発起人代表の阿部恭久氏(兼正阿部製麺社長)は、後援会設立の経緯について、「1927(昭和2)年に設立し今年で97年。3年後には100年となる歴史がある。昭和20年代〜30年初頭はクラブチーム黄金期、都市対抗で全国大会2回出場。当時の選手3名がプロ野球選手に。球場は小樽市民で溢れていた。

 

 その後、全国大会には縁のない時代が続いたが、最近は甲子園経験者など有望な選手を集め、クラブ選手権で全道大会で決勝までいくなど、強くなってきている。

 

 遠征費や道具代など金がかかるが、自腹を切ってやりくりしている現状を聞き、なんとかしようと発起人会を作り、今日の設立に至った」と話し、末永く応援と協力を求めた。

 

 会長に阿部氏、副会長に井上晃氏(株式会社光合金製作所取締役社長)・齊藤哲治氏(株式会社たるしぇ取締役社長)・佐藤正嗣氏(株式会社エムデジ取締役社長)・中井義仁氏(三ツ山病院理事長)が就任した。

 

 同協会の選手は25名(令和6年2月現在)。2000(平成12)年以来、人数不足に悩まされ、メイン大会である全日本クラブ選手権に出場できなかったが、有望な選手が入団し、2022(令和4)年には、全日本グラブ野球選手権北海道予選で準優勝。

 

 復活の兆しが見え、市民に愛され応援されるチームとなるよう、選手会・後援会・OB会の三位一体の組織づくりを行い、後援会の役割として、市民と共に100年の旗の下、チーム支援と地域活性化の2つのテーマを柱に活動する。

 

 ポスターやカレンダー・オリジナルグッズを作成し、認知度向上に向けた取り組みや、野球を通じた児童・学童への育成、少年野球教室の開催。市内野球団体や他スポーツ団体との交流と連携を図る。

 

 今後各チームと対戦し、5月18日(土)〜6月2日(日)都市対抗1次予選、6月29日(土)10:00全日本クラブ選手権北海道予選などに出場予定。

 

 小樽野球協会後援会会員を募集中で、年会費は法人・個人事業主1口10,000円から、個人会員は1口5,000円から。会員数約100名(4月20日現在)。

 

 申込FAX:0134-64-1366・メール 小樽野球協会後援会事務局(緑1・株式会社たるしぇ内)

 

 ◎小樽野球協会(外部)

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