北海道新幹線 2030年度末開業を延期

 度々遅延が指摘されていた2030(令和12)年度末の開業を目指す北海道新幹線(新函館北斗〜札幌間)の工事の進捗状況について、独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構から、国土交通省へ極めて困難であることを伝え、正式に遅れる見通しを明らかにした。

 

 沿線自治体である小樽市(迫俊哉市長)では、今年3月28日に、同機構へ北海道新幹線新小樽(仮称)駅のデザイン推薦書を提出したばかりだった。

 

 迫市長は、工事状況に関する同機構の報告について、「本市としては、開業時期を見据えて、新幹線駅周辺の交通結節点整備や利用促進対策などに取り組んでいるところであり、仮に、開業時期が延期になる場合には、できるだけ早い段階で開業予定時期をお示しいただきたいと思っています。

 

 また、引き続き、本市として、北海道新幹線建設促進後志・小樽期成会として、国土交通省と鉄道・運輸機構には、1日も早い開業について要請してまいります」とコメントを発表。

 

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