全日本空道連盟大道塾小樽支部(佐々木龍希支部長)所属の小樽市立菁園中学校3年・柴尾緯昊さん(14)が、7月6日(日)ブルガリアで開催のワールドカップ空道ジュニア選手権大会に、日本代表として選ばれ、4月14日(月)16:00から市役所(花園2)で、柴尾選手と父の幸弘さん・佐々木支部長が出席して出場する報告を行った。
空道は安全性と実践性の両立を目指した武道で、打撃技・投げ技・寝技が認められた着衣総合格闘技で、9歳から始めた柴尾選手は、小樽市立花園小学校5年生で全国大会出場を経験。
兄も空道の選手で、同塾の稽古場で週3回の練習の他、自宅側の石蔵を改造した稽古場でも、兄弟でほぼ毎日練習に励んでいる。体重も50kgから1年間で12kg増え、現在62kgに成長した。得意技は投げより打撃で、1発の威力が大きく相手の蹴りを避けてから返すのも得意だという。
2024(令和6)年2月に全日本空道ジュニア選手権大会での準優勝報告以来、2回目となる市長表敬訪問の柴尾選手は、「8月帯広で開催の全日本予選でU16男子68キロ以下の部で優勝し、11月東京で開催の全日本で準優勝し強化指定選手に選ばれた。
今年7月のブルガリアで開催のワールドカップに、初めて日本代表として出場権を得てとても嬉しい。自分の動きをしっかり出せるよう頑張りたい。大会での目標は決勝まで進み、全日本で負けた相手とリベンジしたい」と意気込みを見せた。
迫市長は、「ワールドカップ日本代表として選ばれ、大変嬉しく誇りに思う。日本や小樽の代表としてしっかりと戦ってもらいたい。世界を見ることができ、ものすごく良い経験となり、いろいろな経験してもらいたい。ワールドカップに出るということは、もともと高い目標を持って過ごしてきている」と激励した。
指導者で選手でもある佐々木支部長は、2年前の世界大会で2位、2024(令和6)年10月アメリカ開催のユーラシアカップで優勝している実力者。
父の幸弘さんは、「チャンピオンの支部長の下、人材を確保し空道を徐々に広めたい。小樽から発信して更に盛り上げていきたい」と話していた。