小樽博物館運河館で子どもの成長願うイベント

 小樽市総合博物館運河館(色内2・石川直章館長)では、こどもの成長を願う5月5日(月)の端午の節句に合わせ、第1展示室奥の昔の街並みが再現された会場でイベント「はくぶつかんのせっく」を開催した。

 

 会場には、明治中期から後期の武者人形や昭和に作られた鉄兜を被った金太郎人形、1957(昭和32)年作の甲冑、五月人形も展示され、5月6日(火)まで鑑賞できる。

 中学生以下の子ども限定で女子は振袖、男子は羽織袴を着せてもらう、毎年人気のある着付け体験には、事前予約と当日参加を合わせ16組が、午前と午後に分かれて来場。

 

 五月人形をバックに、博物館職員やボランティアに着つけてもらった子どもたちを、両親がスマートフォンなどで、思い出や貴重な成長記録として撮影を行っていた。

 

 受付番号1番の阿部萌香さん(小5)と悠斗君(小3)は、昨年に続き2回目の参加。姉弟並んですまし顔で撮影に応じ、「楽しかった。思い出になった」と話し、折り紙で作る風車や蛇篭編で作る風車の工作教室にも積極的に参加していた。

 

 裏千家淡交会小樽支部6名と潮見台中・長橋中・向陽中茶道部3名の協力で、恒例のお茶会も無料で開かれ、饅頭150人分が用意され、抹茶とともに振舞われた。

 

 着付け体験後にお茶を味わう子どもたちのほか、一般来館者も思いがけない抹茶の振舞に笑顔になった。

 振る舞われるだけでなく抹茶点て体験コーナーも開催され、会員の丁寧な指導により、自分で点てた抹茶を初体験し、子どもも大人も楽しい時間を過ごしていた。

 

 

 ◎小樽市総合博物館運河館(外部)

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