第9回としょかん発おたる子ども読書の日

 小樽市立図書館(花園5・伊藤信彦館長)は、4月23日(水)~5月11日(日)のこども読書週間に合わせ、5月6日(日)10:00~16:00に第9回としょかん発おたる子ども読書の日を開催した。

 

 今年のテーマは「みる・しる・たのしむ・図書館」。多彩な催しを企画し、大勢の子どもたちやその家族が来館して賑わった。

 

 視聴覚室では、10:00から小樽在住の絵本作家・こぐれけいすけ氏によるワークショップが開催され、事前予約の3歳から小学校6年生まで15名が参加した。

 

 ワークショップでは、こぐれ氏が企画した工作会「本箱作り」を実施。掲示終了したポスターやチラシ・毛糸・折り紙・テープなど自由に使いオリジナル本箱を制作した。

 

 こぐれ氏デビュー作「おならローリー」の読み聞かせが工作前に行われ、参加者は物語の世界に吸い込まれていった。

 

 工作制作では、テープで縞々を作ったり、チラシを本箱の表面に張り付けたり、折り紙に絵を描いたり、子どもたちの自由な発想で世界にひとつだけの本箱が完成。こぐれ氏と一緒に記念撮影し楽しい時間を過ごしていた。

 

 本箱を児童室に運び読みたい本を本箱に入れ、ミニとしょかんコーナーを5月22日(木)まで設置した

 

 赤いテープで縞模様の本箱を作った鈴木琴音ちゃん(10)は、「縞模様の上に貼った桜がポイント。考えながら工夫して作るところが楽しかった」と満足した様子。

 

 こぐれ氏は、「皆さん楽しそうに取り組んでいた。自分の箱が家にあると良いと思い、本を借りるきっかけになればと本箱制作を企画した」と話した。

 

 11:15からは児童室で、迫俊哉市長の絵本の読み聞かせが行われた。今回は「ふねくんのたび」と「おかしなかくれんぼ」の2冊。同館司書による大型絵本でもページをめくり、迫力ある巨大絵本は物語の世界へ誘った。

 

 迫市長は、「家に帰って今日のことを思い出してくれると嬉しい。市長も本を読むことが大好きで、いろいろなことが分かり、本から元気をもらえることも。図書館で借りて沢山のことを学んでほしい」と述べた。

 

 このほか、図書館前には移動図書館バスのわくわくブック号を展示し、車内見学や図書の閲覧もでき、児童室ではたるばとブックフェスティバルを開催した。

 

 午後からは、どきどき司書体験や司書が館内をガイドする本の迷宮探検、おたる子ども劇場人形劇サークルぐぅちょきぱぁによる紙芝居も行われた。

 

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