小樽多喜二祭実行委員会は、多喜二が奥沢墓地に墓を建立した6月2日ちなみ、6月7日(土)に、没後92年と2025(令和7)年小樽日本遺産認定を記念した小樽多喜二祭を開催し、奥沢墓地での墓前祭と小樽市民センター(色内2)での記念のつどいを実施する。
10:00から墓前祭、13:00から開会セレモニーを行い、13:20から映画「小林多喜二」の上映会。
1974(昭和49)年に小樽でロケされた作品で、50年前の小樽の様子も知ることができる。これまでの市民劇を取りやめ、1925(大正14)年国体変革・私有財産制度否認を目的とする結社禁止法・思想弾圧法である治安維持法制定から100年目の、2025(令和7)年2月4日に日本遺産に認定された小樽をロケ地として1974(昭和49)年に制作され、50年前の小樽の様子も知ることができる。
映画を見て、今に生きる私たちが多喜二の心をしっかりと受け止め、参加された人々が多喜二を誇らしげに語り合えることを願い企画した。
15:00からは、記念講演「北海道の心臓」の鼓動―多喜二が居た頃の小樽―と題し、市立小樽文学館・亀井志乃館長が講師を務め、多喜二の作品「転形期の人々」「工場細胞」「故里の顔」等の作品を通じて、小樽時代の多喜二について語る。
映画と記念講演の参加費は1,000円・高校生以下無料。当日券のみ。
◎関連記事