小樽市花園1にあるビリヤード&バー「樽男と玉男」の店主・加藤一寛さん(53)が、今年1月にプロ転向し、翌2月開催の東京オープンスリークッショントーナメントで5位タイに入賞し、5月21日(水)13:30から報告を兼ねて市長表敬訪問を行った。
同氏は、高校時代からビリヤードを始め、23歳から花園でBARを営む傍ら、ビリヤードの腕をコツコツと磨き、2022(令和4)年50歳で全日本アマチュアスリークッション選手権大会で初優勝し、翌2023(令和5)年に二連覇を果たしている。
2024(令和6)年1月にビリヤード&バー「樽男と玉男」をオープンし、店内にはビリヤード4台設置。週3回集まる70歳代の高齢者や市役所や小樽歯科医師会・小樽商科大学の同好会が定期的にビリヤードを楽しんでいる。潮陵高校や双葉高校でビリヤードの課外授業の講師も務めた。
2025(令和7)年1月にJPBF(日本ビリヤード連盟)に入会しプロに転向。白・黄・赤の3つのボールを使い、先攻が白で黄と赤を的球に勝負するスリークッションは、全国で68名のプロがいるが、現在、道内では加藤さんだけとなる。
同年2月にプロ初出場の第31回同トーナメントで、全国各地から予選を勝ち抜いた35名と韓国選手5名の計40名が出場するレベルの高い中、5位タイ入賞の好成績を収めた。
加藤さんは、「ビリヤードを1時間楽しむと、1.5~1.8kmほど歩いたような良い運動となるので、体を動かし雨風を凌げる室内競技なのでもっと広めたい。市でやっているような教室ができれば指導していきたい。
関東では小中学校にビリヤード台を寄附し、プロが講師をしているところもある。もっと地域貢献ができればと思う。友だち同士で集い、ビリヤードをする人・それを見る人・会話する人が楽しめる場所に」と期待を寄せている。
年間ポイントを稼いでランクを上げ、来年3月に韓国で開催のワールドカップに、日本人代表出場を目指している。
◎Bar or Billiard 樽男と玉男 – 北海道ビリヤード協会(外部)
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