小樽市(迫俊哉市長)では、6月3日(火)14:00から、柴田健治総務部長と笹田泰生財政部長が対応して、令和7年度小樽市議会第2回定例会に提出する予定議案の説明を行った。
今定例会は6月3日(火)に招集告示し、10日(火)に提案説明を行う。提出予定議案は、補正予算関連議案2件・条例案およびその他の議案が18件・承認を求める専決処分報告が1件、最終日に追加提案を予定している人事案件2件。
補正予算案の主なものは、国の補助金を活用したオーバーリズム対策として、GPS人流データを活用した観光入込調査にオーバーツーリズムの状況把握に向けたメッシュ分析を追加し、市全域の混雑状況等を把握・可視化する。当初665万5,000円を258万5,000円増の924万円を計上。
海外からの観光客が特に多くなる冬期間における堺町観光バス駐車場周辺の路上駐車対策のため、別に確保するバス待機場所となる小樽市総合博物館本館(手宮1)駐車場の警備員配置及び除排雪の実施、観光客の混雑緩和に向けた早朝や北運河回遊性を高める観光ツアーの実証事業の実施などに、1,460万3,000円増の2,729万7,000円を計上。
10月中旬から接種開始の高齢者を対象とした新型コロナウイルス感染症等の各種予防接種費用に、1億1,022万9,000円増の3億7,609万1,000円。
それぞれの自治体で違いがあるが、小樽市としては、昨年同様に非課税世帯と生活保護世帯は無料、それ以外の65歳以上は、新型コロナウイルスワクチン接種7,800円・インフルエンザワクチン接種1,400円の合計9,200円で、同時接種を推奨したいと考える。
国の補助金を活用して、市内入所系介護施設及び事業所(18施設)の冷房設備整備事業費に1,363万8,000円を計上した。
小樽の港のPRを図るため、第3号ふ頭に寄港する帆船「海王丸」の一般公開に対する開催経費309万円を補助する。
また、工事請負変更契約については、後志共同消防指令センター整備工事の請負変更契約を締結するもので、1,498万2,000円増の12億8,152万2,000円に。当初設計段階で廃止予定だった市消防署オタモイ支署蘭島消防支所(蘭島1)が継続することになり、機器の設置などが必要となったため。
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