手宮まつりで親しまれている小樽稲荷神社(木村文彦宮司)の例大祭が、6月13日(金)~15日(日)の日程で始まり、にぎやかな祭りの季節がやってきた。
初日10:00から、手宮保育所園児26名が揃いの半纏を着て、「わっしょい!わっしょい!」の掛け声とともに、手作り神輿を担いで同所をスタートした。
子ども神輿は、露店が連なる能島通りを通り、折り返し地点の錦町旧小田商店まで進んだ。通りすがりの市民や露店主から、「かわいい!」などの温かい言葉がかけられ、保護者らがスマートフォンやビデオカメラを片手に沿道を囲み、子どもたちの可愛らしい姿に微笑んだ。
同通りに古くから店舗を構える美容室や寿司屋の前では、掛け声を大きくして神輿を上下に振って商売繁盛を祈願。
御旅所前で木村宮司や金澤秀信権禰宜が出迎え、園児たちは、今日のために練習を重ねたよさこいを披露。一生懸命に踊る姿に見物客からの温かい拍手が送られた。
神輿は、手宮まつりの到来を通行人らに伝えながら、保育所までの道のりを引き返した。
高田君の父親は、「感動している。年長なので今年が最後となり、成長を感じた。子ども神輿の行事はとても良いと思う」と話していた。
里見園長は、「神輿は子どもたちと一緒に作った。子どもたちは、よさこいの練習をしたり、今日の日を楽しみにしていた。地域の交流の一環で、これからも参加を続けていきたい」と話していた。
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