小樽市民の食の安全確保 夏期食品一斉取締り

 小樽市保健所(築港11)では、2025(令和7)年度夏期食品一斉取締り期間(6/16~8/29)に合わせ、市内食品関係営業施設97施設での食品の収去検査等を、6月16日(月)から開始した。

 夏期に多発する食中毒などの食品による事故防止を図るため、食品関係営業施設の衛生状態や食品の衛生的な取り扱い、添加物の適正使用及び適正表示などの監視指導、併せて食品の収去検査を行うことで、市民の食の安全確保に努めている。

 

 6月23日(月)は、同所生活衛生課食品衛生監視員4名が2名ずつ2グループに分かれ、11施設から11検体の収去検査を実施した。

 

 11:30から、生活協同組合コープさっぽろみどり店(富岡1)の弁当・そうざい販売コーナーで、吉江秋彦監視員と林真太朗監視員が立入検査を実施し、鮭入り弁当1個を収去。

 

 立ち会った木下店長は、「日頃から衛生管理に努め、お客様の口に入る物なので、季節を問わず1年中注意をしている」と話していた。

 

 吉江監視員は、「夏になると気温が高くなるので、食品の保管温度について一番注意してほしいとお願いしている。食中毒予防の基本は手洗いはこまめにすること。家庭でも、買い物に行って生鮮食品や総菜を買って来た時は、なるべく早めに冷蔵庫にしまい、調理済みの食品は室温で置いておくのは危険なのでなるべく早く食べるか、小分けして冷ましてから冷蔵庫に保管するようにしてもらいたい」と話した。

 2024(令和6)年度夏期食品一斉取締り結果は、立入検査した施設数が延べ871施設で、食品の収去検査は、収去検体数89検体のうち食品衛生法違反0検体、小樽市食品衛生に関する自主管理規範不適合は3検体だった。

 

 保健所では、当日の最高気温が28℃以上の予想や前2日間のそれぞれの日最低気温が20℃以上で、かつ湿度が85%以上の場合など、4つの項目にあてはまる場合は食中毒警報を発令し、食品の取扱いや手洗いなど注意を呼びかけている。

 

 今年度の食中毒警報第1号は6月10日(火)~12日(木)、同警報第2号は6月20日(金)~23日(月)。

 

 ◎小樽市保健所ホームページ(外部)

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