2023(令和5)年7月4日(金)に小樽市(迫俊哉市長)と埼玉県春日部市(岩谷一弘市長)は、それぞれの地域の活性化及び持続的な成長に向けた取り組みを推進するため都市間協定を締結している。おたる潮まつりに合わせ7月25日(金)10:00から、岩谷市長らが迫市長を表敬訪問した。
連携協定事項は、災害対策に関する応援による安全・安心なまちづくりの推進と、その他必要に応じた取り組みの推進を目指す。
迫市長は、「春日部市は自主防災組織の結成率100%で、実施している先進的な防災対策を参考にさせていただきたい。高齢化率42%の小樽市は、自主防災組織の基になる町内会の活動そのものも弱くなっていて、しっかりと取り組たい」と挨拶した。
岩谷市長は、「災害対策訓練では避難所開設訓練を実施し、実際に見えてきたことがあり、学校の体育館の空調設備を3年間で整備した。能登半島の震災でも大変だったのがゴミで、廃棄物の処理が極めて重要。巨大な収集施設が必要なことが分かった。
トイレトレーラーでは階段が急で上がれない人もいて、トイレカーに変えたり、水や食料については取り組んでいるが、汚物についての計画も取り組んでいる。
また、人が集える場所として公民館を市民センターにし、子どもの居場所づくりに市内8カ所。運営は協議会を作り、その人たちが自分たちで盛り上げ、防災意識も高めてもらっている」と事例を交えて説明した。
その後、観光について担当部署と意見交換し、同まつり開祭式では岩谷市長も挨拶。ルタオ運河プラザ店前に同市観光協による特設ブースを開設し、桐箱・桐製まな板・押絵羽子板・麦わら帽子などを期間中販売した。
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