未来の消防士集まれ!小中学生体験研修会

 小樽市消防本部予防課では、市内小中学生を対象に、8月1日(金)午前の部10:00と午後の部13:30で、小樽市市民消防防災研修センター(天神2)を会場として夏休みを利用した消防体験研修会を開いた。

 30℃前後の暑さの中、午前の部には66名が、午後の部には36名が参加して、機動・救助隊の訓練では、8階建ての建物から出火を想定し、逃げ遅れた3階の要救助者をはしご車で救助し、地上ではホースを伸ばし、はしご車の2カ所から放水訓練の様子を見学した。

 

 その後、注水訓練・はしご車搭乗・ロープ渡過・AED・119番通報・ロープ結索・煙の7つのブースを体験した。

 

 装具を付けてロープを伝うロープ渡過訓練や、消防士が日頃よく使う簡単で強固なまき結びなどロープ結索を習い、消防士と競争しながら結び方を繰り返し体験していた。

 

 建物内でダミーを使ったAED訓練や、本番さながらの119番通報訓練などを体験し、有意義な時間を過ごしていた。

 兄妹で参加したりょうた君(小6)とりおちゃん(小2)は、放水訓練を体験して、「幼稚園の時にも体験したことがあり、上手に楽しく体験できた」と興味を示していた。

 

 桂岡少年消防クラブ4年目の平方さん(中1)は、「ホースが重たくて苦戦したけど上手にでき、とても勉強になった。このような体験会があるから、火事になった時に、すみやかに避難したり助たりできるかなと思った」と話した。

 初めて参加した同クラブの今さん(中1)は、「ホースを持って消火したり、ロープ結索を体験したり、分からないことが沢山あったが、説明を聞いてできるようになり嬉しかった。また参加したい」と話していた。

 

 ◎小樽市消防本部のホームページ(外部)

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