外国人へ観光案内!小樽イングリッシュキャンプ

 夏休みの恒例行事で、小樽市教育委員会(緑3)主催の小樽イングリッシュキャンプが、8月6日(水)と7日(木)の2日間で開かれた。

 

 英語を使った外国人への観光案内等の体験を通じ、観光都市小樽のグローバル化を担う人材の育成を目指し、外国人との活動を通じて、生きた英語を学び国際感覚を磨くことを目的として、6日は小学校5・6年生34名、7日は中学生35名が参加。中学生には双葉高校生4名が補助役で初めて参加する。

 初日の小学生には、小樽・余市・札幌のALT(英語指導助手)9名と市立小中学校教員と同委員会職員が運営スタッフとして対応。グループに分かれて、午前中は自己紹介から簡単な対話等を利用したゲームを行い、午後に行われる観光案内PR活動の準備をした。

 

 外国人観光客に観光PRを行うため、小樽運河周辺や堺町通り商店街などに出かけた。児童4名と9年目のALTのアンディさんと鈴木教論のAグループは、小樽運河を紹介しようと下調べを行い同商店街へ向かった。

 

 観光中のドイツから訪れた2人連れに声をかけ、運河の長さや夜の運河の様子、カナルボートについて、おたる潮まつりや小樽雪あかりの路など、写真を交えて紹介。快く耳を傾け興味を示した彼らに、小樽運河のポストカードを渡して終了した。

 

 次に、シアトルからの家族連れにも学んだことを披露し、友好的家族らと一緒に写真撮影をしたり交流もできた。

 平日でも行き交う人が多い同通りは外国人観光客の姿も多く、14:30までに7組の外国人観光客と話せ、参加した児童はとても満足していた。

 

 2年目の参加の成田さん(小6)は、「とても勉強になる。練習の成果も出せた」と自信がついた様子だった。

 

 児童3名とALTのグゥエンドリンさん・同委員会職員1名のBグループは、積極的なグゥエンドリンさんに児童も影響され、外国人観光客に「時間ありますか?」と、一番最初に声をかける役を順番に体験し、かま栄のかまぼこなど小樽の食べ物を紹介し、6組の外国人観光客と話すことができた。

 

 小野君(小6)は、「初めて参加し緊張したけど、外国人と気持ち良く話せた。来年もできれば参加したい」と話していた。

 

 最後に市立小樽美術館前庭に集合して閉会式を行い、1人ずつ修了証が手渡され、参加者全員で記念撮影して解散した。

 

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