8月19日(火)、小樽ユネスコ協会(原田祥二会長)は、2013(平成25)年に小樽市内で唯一ユネスコスクール指定校となった、市立高島小学校(高島5・村中寿幸校長)の体育館で、夏休みの恒例行事・夏休みニコニコ教室に合わせ、ニコニコフェアを開いた。
外園知代副会長は、「日本をいっぱい勉強して、大きくなったら世界の人々に伝えてください」と挨拶。
同スクールは、豊富な自然と歴史的遺産をもとにしたふるさと教育を軸に、環境・人権・平和・福祉・国際理解・地域伝統文化・文化遺産をテーマとして、ユネスコ憲章に示されたユネスコの理想を実現するため、平和や国際的な連携を実践する。
同フェアでは、小樽在住でモザンビークのイノーラさん・コートジボワールのジョエルさん・スーダンのアーメッドさん・ケニアのアレックスさんの4名によるプレゼンテーションやユネスコに関する3択クイズが行われた。
原田会長をはじめ、会員の江頭さんの計らいで招かれた4名は、小樽商科大学や北海道大学の大学院生で日本語も堪能で、プレゼンテーションで、国の面積・人口・言語・宗教・食べ物・習慣についてそれぞれの特徴が紹介され、子どもたちは、文化や習慣の違いを知り、遠いアフリカの国々が少し近くに感じられ、ユネスコについての知識を深め、外国人と触れ合い夏休みの楽しい時間を過ごしていた。
ユネスコは、1945(昭和20)年の第二次世界大戦の後、二度と繰り返さないように設立され、フランスのパリに本部があり、世界190の国々が加盟し、自然や文化を守り、教育・文化・科学を大切に、みんなが勉強できるようにするために活動。ユネスコ憲章前文に、「ひとの心の中に平和のとりでを築こう」と書かれている。
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