小樽初受賞 令和7年度消防功労者総務大臣表彰

 北海道女性防火クラブ連絡協議会副会長で、小樽市女性防火クラブ連絡協議会会長の池田光惠さんが、2025(令和7)年度消防功労者総務大臣表彰を受賞。

 8月19日(木)15:00から市役所(花園2)2階市長応接室で、報告会を兼ねた表敬訪問が行われた。

 

 7月10日(木)総務省合同庁舎第二号館(東京都)地下2階講堂で、国民の生命・身体・財産を災害から防護するため、郷土愛護の精神に基づき、消防活動・火災予防思想の普及等に献身的に尽力された人に贈られる同賞表彰式が行われ、2025(令和7)年度は池田さんを含む7名が受賞。

 

 北海道では、2018(平成30)年に北海道女性防火クラブ連絡協議会・前川会長が受賞。池田さんは道内2人目で小樽市では初めてとなる。

 

 2001(平成13)年に小樽市桂岡町の女性防火クラブに入会し、今年で24年目となる池田さんは、2017(平成29)年5月に北海道女性防火クラブ連絡協議会の理事に、2019(平成31)年5月に副会長になり現在に至る。

 

 道内各地の連絡協議会の発展に寄与し、地域防災力向上の牽引者として功績が認められ、「今まで以上に協力体制が必要と感じている。地域の力・行政・企業の力を借りながら、防災・防火を進めたい。女性の力が大変必要で、今後も向上心を持って努めたい」と決意を新たにした。

 

 現在も、住宅用火災報知器設置の街頭啓発や、少年消防クラブの子どもたちや消防署員といっしょに、1軒ずつ見守りを兼ねた巡回、町内会防火パレードや人形劇や寸劇の脚本を書き、防火・防災の協力を求め、毎年実施の応急手当の勉強会では三角巾の使い方などを学び、防災食の試食会・講演会の講師なども務めている。

 

 迫市長は、「これまでの努力や取り組みが評価され、大変嬉しいことで、心からお慶び申し上げる。少年少女にも一生懸命に防火の思想の普及、女性の視点での防災対策など精力的に取り組み、円滑な避難所ができるように日頃からしっかりと備え、町内会で模範になる取り組みを行っている。これからも地域の力添えが必要で、いろいろな面でも支えていきたい」と述べた。

 

 池田さんと桂岡少年少女消防クラブは、9月13日(土)から広島県で開催の2025(令和7)年度全国少年消防クラブ交流大会に参加を予定している。

 

 ◎一般財団法人日本防火・防災協会(外部)

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