全日本中学陸上選手権出場選手 小樽市長表敬訪問

 沖縄県沖縄市で開催された第52回全日本中学陸上選手権大会(8/17〜20)に出場した北陵中学3年の渡辺隼さん(15)と朝里中学2年の松村春汰さん(13)が、8月27日(水)16:30から小樽市役所(花園2)で報告を兼ね表敬訪問を行った。

 渡辺さんは、小学6年生まで野球選手として、中学校入学後は陸上選手として4種競技(110mハードル・4㎏砲丸投げ・走高跳・400m走)の練習を重ねてきた。今年度の全道大会では同競技で2,847点を獲得。中学生新記録を出し初の全国切符を掴んだ。

 

 全国大会ではこれまでのベスト記録が出せず、周囲の雰囲気に呑み込まれ悔しい思いをしたが、最後の400m走で自己ベスト51.20秒を出し5位入賞。

 

 「初めての全国大会で自分のベストが発揮できずに悔しい。この気持ちを忘れずに高校に行ってもインターハイに出場し、自分を出して戦えるように頑張りたい」と気持ちを切り替えた。

 

 松村さんは、小学2年生から朝里陸上クラブに入部し、4年生から走り幅跳びの選手に、5年・6年生では全道大会で2連覇するなど注目選手となった。

 

 今年度の全道大会では、追い風参考記録ではあるが6m76cmで2位となり、全国切符を掴んだ。8位までの入賞を目指したが、思うような結果を出せずに6m41cmで、自己ベストの6m68cmには及ばなかったという。

 

 「初めての全国大会で、いつもの大会とは違う雰囲気に呑まれた。緊張はしていなかったが本番で思うように記録を出せなかった。来年は北海道予選で新記録を出して、全中では優勝を目指したい」と目標を定めた。

 迫俊哉市長は、「渡辺さんは400mで自己ベストが出せ、目標達成できて良かった。松村さんは、全国大会は勉強になり良い経験をしたと思う。来年は、渡辺さんは高校生で、松村さんは中学最後の大会。これからも頑張ってほしい」と激励した。

 

 北陵中の福井教諭は渡辺さんについて、「能力があり、2,750点~2,800点を目標としているが伸びなかった。全国で戦う目標は行くことが終わりではない。3種目めが終わった時点では良くなかったが、最後に頑張った」と話した。

 

 朝里中の工藤教諭は松村さんについて、「中2で全国に出場し大きな経験だった。来年は3年生となり、しっかり勝負して入賞できるようにサポートしていきたい。本人の目標は優勝と聞いている」と話した。

 

 ◎第52回全日本中学校陸上競技選手権大会(外部)

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