家族の健康づくりに!おたる食と健康展

 小樽市保健所主催の2025(令和7)年度おたる食と健康展が、9月11日(木)10:00からウイングベイ小樽済生会ビレッジで開かれ、体験・測定・食生活改善・相談コーナーやがん健診について、保健師を目指す学生の健康講話が開かれ、大勢の来場者が行き来し賑わった。

 自身の健康チェックや家族の健康づくりのきっかけにと毎年無料で開催され、会場を長崎屋小樽店(稲穂2)2階公共プラザからウイングベイ小樽(築港11)に移しての開催となった。

 

 同所職員をはじめ、小樽食生活改善協議会が共催し、明治安田生命保険相互会社・亀田製菓株式会社・小樽済生会・株式会社ニップンが協力した。

 

 食生活改善推進委員会は揃いのTシャツ姿で、上野誠子会長をはじめ同委員23名が参加し、各コーナーに散らばり手際良く対応した。

 

 上野会長は、「今年から会場が変わりお客さんも沢山来てくれた。野菜不足の人が目立ち、特に若い人は野菜の摂取量が減っている。ぜひ野菜を摂ってもらいたい。減塩にも気をつけ食事バランスガイドで望ましい食事の組み合わせや量を学び、日頃から意識して生活をすることが重要」と話した。

 

 1日に食べると良いとされる野菜350gを実際の野菜を使って測定体験し、使った野菜のプレゼントや計量に成功すると景品がもらえた。

 今の食生活で野菜は足りているのか測定器に手を載せるだけで摂取量が測定できるベジチェックや、足を載せて簡単に骨密度が測定できる骨密度測定、歯ブラシ圧や血圧・体脂肪測定も会場で行われ、結果について担当者からアドバイスが受けられると参加者に人気だった。

 

 食生活改善コーナーでは食事バランスガイドについて説明や、栄養相談・歯科相談コーナーもあり、気になっていることについて気軽に尋ねる良い機会となった。

 

 また、北海道科学大学公衆衛生看護学専攻学生4名による「不安をbreak☆未来をbrave☆フレイル予防教室♪」と題した健康講話が開かれ、多くの来場者が講話に耳を傾けた。

 

 小樽市では、要支援・要介護認定数の割合が全国の2倍以上だと知り、なぜ健康と要介護の中間状態のフレイルになるのか寸劇を交えて学び、会場でストレッチトレーニングの足首まわし・グーパー運動・かかと上げ・もも上げのやり方を教わった。

 参加した女性は、「生涯自分の足でトイレに!を目標に介護予防教室に通ったり、歩いて特典クーポンがもらえるスタンプラリーに参加するなど、日頃から食事と運動に気を付けている」と話していた。

 

 

令和7年度「おたる 食と健康展」(外部)

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