直江バレエ70周年記念発表会 海賊全幕ハイライト

 1955(昭和30)年9月に教室を立ち上げ、2025(令和7)年で創立70周年を迎える直江博子創作バレエ研究所(稲穂2・上野亜希子代表)では、9月27日(土)15:00から小樽市民会館(花園5)で創立70周年記念発表会を開催する。

 

 同所は、発表会とコンサートを1年毎に開催し、コロナ禍もあって、2019(令和元)年に発表会を開催後、6年ぶりの発表会となり、バレエファン待望の公演となり、舞台セットや男女ダンサーの踊り・衣装など見どころが満載だ。

 

 地中海を舞台にした「海賊」を全幕ハイライトで上演。アドルフ・アダン作曲のバレエ音楽を基にした作品で、海賊の首領コンラッドと奴隷の娘メドーラの恋と冒険の物語。

 

 1部にプロローグと1幕、2部に2幕・3幕、エピローグの各40分。19世紀初頭のギリシャを舞台に、ギリシャの娘たちのオリエンタルな雰囲気を出しつつ、男性ゲストによる海賊を踊るテクニックなどを楽しませ、ストーリーを展開していく。

 

 上野代表が近年全幕を見て素敵だと感じた作品で、同研究所では初演目となる。

 

 3部に、小樽出身で同研究所に20歳まで通っていた神奈川と北海道を拠点に活動するダンサーで振付師、ダンスカンパニー主宰の平原慎太郎氏の創作作品「This flower was・・・」を上演。海賊のクラシック作品と創作作品の現代的な作品の違いも見どころでもあるという。

 

 同所生徒3歳~大人50名が出演。コンラッド役の濱本泰然氏を含む男性ゲスト4名と、幼少から同研究所でバレエを学び同所講師でもある大江帆那氏がヒロインのメドーラ役を務める。

 

 上野代表は、「昭和30年に母がバレエ教室を始め、振り返ると今年で70年になる。70年続けさせていただいたことに感謝したい。生徒さんや回りの方々に支えられての70年だった。今回は感謝の気持ちを込めての発表会。ご覧いただいた方々に楽しんでいただき、舞台に出る私たちも楽しい時間を過ごすことができれば」と話した。

 

 直江博子創作バレエ研究所創立70年記念発表会 9月27日(土)開場14:30・開演15:00

 小樽市民会館(花園5) 指定席3,500円・自由席2,500円・当日券若干あり

 

 ◎直江博子創作バレエ研究所(外部)

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