夜の小樽の活性化と北運河エリアの賑わい創出、インバウンドを含む市内宿泊客の滞在満足度の向上、地域の若者世代の夜の遊べる場所の創出を目的として、今年は来場者数8万人を見込み、これまでの中央橋から竜宮橋までを、北浜橋まで延長し、旧北海製罐第3倉庫前広場まで来た人々を同散策路を活用した光の導線へ誘った。イベント期間中は悪天候が重なり、初日と後半で3日間を中止するパプニングにも見舞われた。
北浜橋に設置した提灯トンネルは強風で壊れてしまい撤去されたが、その先に大切な人との想いと絆を結ぶ縁結絵馬(1枚300円)を企画。
イベントを盛り上げるイルミネーションも輝き、約30店ほどの店舗が同散策路に軒を連ね、ハンドメイドアクセサリーやフエルト細工、動物の形をしたアロマキャンドルなどの販売もあり、ソーセージやジンギスカンが焼ける香りが漂う中、来場者で混雑した。
実行委員会ブースには、宿泊施設や観光施設に配布した祝津産の炭焼きおタテ(ホタテ)無料券と引き換える人々が集まり、ホタテを焼く香りが漂っていた。
中央橋には、運河100年モニュメントやどこから来たのか世界地図や日本地図にシールを貼るコーナーもあり、来場者の出身地が一目で分かった。中止になっていた高校生チャレンジ企画の小樽運河謎解きツアーも最終日に持ち越され、高校生は手際よく対応。橋手前にはフォトスポットとなるカラフルランタントンネルを設置。
最終日に持ち越された小樽商科大学猪口ゼミ主催の小樽運河に夢を灯すおたる運河灯篭も、灯篭を買い求める人や文字を書く人などの列ができ混雑した。
旅行中の女性は、「たまたま小樽に来たらイベントをやっていて来てみた。灯篭を流すのが楽しみ」とワクワクしていた。
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