京都府中丹広域振興局主催の茶缶作りと玉露の淹れ方体験会が、9月24日(水)13:00から小樽フェリーターミナル(築港7)2階待合室で開かれた。
今年8月に丹波漆体験が実施され、引き続き、京都の茶産地を生かした体験会を企画。舞鶴と小樽間のフェリー内で往復同体験会を開催した。
同ターミナルでも17:00発新潟便の待ち時間を利用した乗船客や観光客、市民らを対象に体験会を開催。同振興局職員5名と茶農家などのお茶インストラクター3名が対応した。
同振興局農商工連携推進課の生田淳一課長は、「京都のお茶と言えば宇治茶ブランドが強いが、中丹地域の福知山市・舞鶴市・綾部市で栽培されたお茶(中丹茶)も、全国茶品評会で毎年受賞するなど茶の生産がさかんで、そのPRも兼ねて体験会を新日本海フェリーさんの協力で開催した。伝統工芸の丹後和紙と黒谷和紙を使った茶缶作りにも参加してもらいたい」と話した。
玉露の淹れ方体験では、日本茶インストラクターが講師となり、熱い湯や適温の湯でお茶を入れその違いを体験し、京都府綾部市で800年以上続く京都府無形文化財の黒谷和紙や丹後和紙を使い、自分だけの茶缶を製作した。
「まろやかなお茶で美味しい。普段、お茶を入れないので良い体験だった」と満足する人や、自分が好きな絵柄の和紙を選び茶缶作りを楽しむ参加者たちが、和やかな時間を過ごしていた。
会場には、和菓子職人から茶農家になった橋本登美雄さんらが、中丹茶の販売と自慢の羊羹販売を行っていた。
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