「小樽市立菁園中文化祭リニューアル”EXPO”」

 小樽市立菁園中学校(花園5・代永研校長)は、これまでの文化祭を、総合的な学びの時間と特別活動の行事としての時間を複合して再構築し”EXPO”と改め、「対話力・対応力・設計力・協働力を育成するとともに、教科で得た知識、技能を表現する場」を目的とし、大勢の保護者らが生徒の発表に注目した。


 10月2日(木)8:50から体育館に集まり、オープニグセレモニーを開催し、代永校長は、「小樽の良さを発信し、プロジェクトが将来役立つ力を育むため、自ら見つけた小樽を発表することで、学級の団結力も高まり、学級がひとつとなった。普段みられない一面や輝く姿を見せて欲しい。失敗を恐れずに、全力で思いっきり楽しみ、達成感を味わってもらいたい。観客は拍手を贈ってもらいたい。」と、話した。
 
 実行委員長・小泉真歩さんは、「今回のエクスポは、新しい挑戦で小樽をテーマに旅行行事での学びを生かしながら、それぞれに準備を進めてきたプレゼン発表や、合唱、パフェ―マンスなど最後まで楽しんで下さい」と挨拶した。 
 
 
 最初のプログラムは全校生徒がグループにわかれて、旅行行事や市内研修など総合的な学習の時間で学び発見したことをもとに、小樽をテーマにプレゼンを行った。
 
 1年生は、市内おススメの場所やコースなど、2年生は小樽観光のおススメコースなど、3年生は、小樽をもっと元気にするためのアイディアを考え、校内10会場に分かれて発表した。
 
 2年生は、3階ホールで、4グループが発表した。
最初のチームは、「未知なる環境について」と題して、環境をテーマに自然の魅力を札幌と比較して発表。モデルコースとして、心霊スポットオタモイ唐門コースとおたる水族館コースを紹介した。
 
 
 次のチームは、「南半球の人々をクールダウンさせよう」に取り組んだ。
南半球に住む人に狙いを定め、小樽とは真逆で、気温の差が68度もある。課題を意識しながら、具体的な散策ルートでは、新店舗を盛り込み、外国人に人気の抹茶スイーツが食べられる店舗も回るよう提案した。
 
 髙橋陽葵さんは、「南半球は暑いので、冬の小樽で気分的クールダウンをしてもらおうと調べた。自分達で工夫し、練習もしっかりしてきた」と、話した。
 
 3グループ目は、小樽のまつりを知らない札幌の若者をターゲットに、「フェスティバル」まつりをテーマに、提案した。水天宮、住吉神社、潮まつりの3つを巡り、これらのまつりとコスプレをコラボしたらもっと盛り上がるのではと提案した。
 
 
 最後は、「目指せ歴建マスター!」。
れっけんとコン太のキャラクターも誕生させて、プレゼンを盛り上げた。歴史的建造物の魅力を忘れてしまっている人が多いところに注目し、再発見を訴えた。
 
 小樽駅から旧手宮線跡地、金融資料館、ゴールデンカムイに登場した浪漫館、徒歩でかかる時間も調べ、クイズで印象づけた。
 
 
 小樽の良さを知らないで帰っている観光客が多いのではと、みんなでシェアして小樽の良さを伝えられるようと締めくくった。
 
 
 この後、合唱コンクール、有志ステージ、展示見学が行われ、プレゼンの最優秀賞に、3年1ーA班の「眠れる資産を地域の力に」空家の活用を中心にプレゼンしたチームが選ばれた。