2025(令和7)年度小樽市文化祭第62回書道市展が、10月9日(木)から12日(日)まで市立小樽美術館(色内1)で開催されている。主催は小樽市文化祭実行委員会・書道市展委員会。

今年度は、一科22名・23点、二科42名・46点、書道市展委員15名・15点の合計79人・84点が出展。1階に二科、2階に一科と市展委員の作品を展示している。
10月7日(火)に市展委員による審査を行い、最高賞の市展賞に一科は岩淵烈さん仮名作品、市展二科賞には松田有未さんの漢字作品が選ばれた。

年々出品数が減少傾向にある高校生(U18)の作品は、二科と一緒に審査することで奨励賞に3点が選ばれた。

明峰高校書道部員6名と顧問の作品がずらりと並んだ会場に足を運んだ石澤教諭は、練習の成果を見て、「書道部員は、日々練習に励み、高文連や日本書道院展などに出展し活動している」と話した。

初日当番の書道市展委員の女性は、「社中の方で近代詩文に挑戦され、これまでにない傾向の作品に取り組まれていた。市展賞受賞の岩淵さんは、線が鍛えられていて練習の成果が見えとても素晴らしい。市長賞の岩城さんは90歳以上の方で、とても良く書けていると思う」と話した。
表彰式は10月12日(日)15:00から、同館1階研修室で行われる。
◎一科
市展賞:岩淵烈
市長賞:岩城博子
教育長賞:阿部千尋
文団協賞:小野智恵
北海道新聞社賞:黒山吐雲
朝日新聞社賞:三田秀行
読売新聞社賞:三吉千歳
逸作賞:古舘和仁
◎二科
市展二科賞:松田有未
美術館賞:谷麻利子
ユネスコ賞:平瀬佳世
STV賞:種田恭久
奨励賞:岩崎蓮・村上仁皐・多々見希歩(3名はU18)
村上美恵・川口美由紀・相馬桜・芳川一吹
須貝泰彦・八幡陽子・中條照美・渡部詩音
◎関連記事