FMおたるパーソナリティ田口さん一日消防署長に!

 令和7年度秋の火災予防運動(10/15~31)に合わせ、防火啓発行事の一環として、小樽市消防署(勝納町10・阿部博康消防署長)では、10月14日(火)FMおたるパーソナリティ田口智子さん(51)に一日消防署長を委嘱した。
 
 13:00に同署消防署長室で交付式が行われ、阿部消防署長から委嘱状が手渡された。
 
 
 同パーソナリティを務める田口さんは、毎月第4水曜日のラジオ番組「教えて消防士さん」コーナーを10年以上担当。新しい消防吏員のインタビューや住宅用火災警報器の設置や消防活動PR、現場で体験したことを収録して放送するなど、消防関連や防火に関する内容を伝え、長年貢献していることから選ばれた。
 
 
 女性消防署員姿の田口一日消防署長は、14:00から特別養護老人ホーム(朝里川温泉2)で実施の火災防御訓練を参観し、ウイングベイ小樽(築港11)5番街2階ハイタッチコートで街頭広報活動に参加した。
 
 
 同活動には、田口消防署長・小樽市消防署4名・予防課4名・手宮出張所8名と、消防団6名・小樽女性防火クラブ2名・マスコットキャラクターショウちゃんも参加。
 
 
 活動に先立ち、田口一日消防署長は、「普段は消防についてPRしているが、まだまだ住宅用火災警報器の設置率が少ないと聞いている。これからストーブなどを使う季節となり、住宅用火災警報器の普及に少しでも貢献できるようしっかりと広報活動したい」と挨拶。
 
 阿部消防署長は、「田口さんは訓練の様子を見学したり、消防署での取り組みをFMおたるで紹介したりとてもありがたい。これまで一日消防署長を委嘱された人は長い間いなかったので、これをきっかけに、小樽にゆかりのある方を毎年選び継続したい」と話した。
 
 
 住宅防火対策の呼びかけや住宅用火災報知器や大きな地震の揺れを感知して自動的に電気の供給を遮断する感震ブレーカーなどのリーフレット300部を配布し、住宅用火災警報器説明や未設置世帯への設置と使用年数による交換などの維持管理指導が行われ、買物客や学校帰りの学生などにアンケート調査など、16:20まで活動が続けられた。
 
 
 幼年・少年消防クラブの子どもたちから取った啓発音声を、15日(水)から消防車両やウイングベイ小樽で流し、ヤクルトレディ(訪問販売員)は、配達用バッグに同運動実施中のリーフレットを付けて活動に協力している。
 
 
 今年87点の応募があった防火や防災をテーマにした小中学生のポスターコンクール全作品を、ウイングベイ小樽5番街2階ハイタッチコートで10月30日まで展示している。入賞者を消防署公式HPで掲載する予定。