本とアートの融合!9会場でおたるBook Art Week 2025

 “読む”から“感じる”へ本が主役のアート展「おたるBook Art Week」が、10月12日(日)~25日(土)に市内9会場で開催され、どの会場も個性溢れる展示となっている。
 
 2012(平成24)年からスタートし、今年で14回目となる同イベントは、小樽在住の漫画家・土田琢磨さんが、毎回人気のフライヤーを担当。今回はスマートフォンばかり見ている女子高校生がモンスターにつかまり、本を読もうとメッセージが込められている。
 
 小樽市総合博物館運河館(色内2)では、「展覧会の図録の楽しみ方」と題し、過去に発行して眠っていたリーフレットと図録約50点などを、鈴木博子学芸員が担当し展示紹介。
 
 手に取って見られるコーナーや図録販売コーナーもあり、図録の楽しさやその時々の歴史的背景も図録から読み取れ、貴重な図録の数々に触れることができる。
 
 小樽市博物館時代の図録は、1冊、2冊しか残ってない貴重なものばかりで、同館になってからは図録の発行が激減したという。 
 
 鈴木学芸員は、「Book Artということで、博物館時代に発行した図録やリーフレットを展示し、アートとして捉え、面白さ・楽しさを再発見でき、過去にやったことが分かる資料として、こんなものがあったと博物館の活動の一端を感じてもらいたい」と、来場を呼びかけた。 
 
 フライヤーを持って巡りスタンプを9個集めると、Book Art Weekオリジナルキーホルダーがもらえ、各会場で350円で販売も行っている。 あじさい文庫とがたんごとんはスタンプが2個もらえる。
 
 
 会場は、朝里川あじさい町会あじさい文庫(新光5)・なまらや(花園3)・Bar琥珀ーOTARU(花園3)・市立小樽文学館(色内1)・市立小樽図書館(花園5)・小樽芸術村似鳥美術館(色内1)・小樽市総合博物館運河館(色内2)・Jeans Shop LOKKI(稲穂4)・がたんごとん(塩谷2)。