9月25日に開幕した2025(令7)年度小樽市文化祭も中盤に入り、会場となる市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリーでは、10月22日(水)から第22回目となる小樽書遊会展が始まった。

同会は、分野や流派に関わりなく書を愛し、書作に励む人の集まりとして平成14年に設立。
今回は「燈」をテーマに、13名それぞれの‘燈”と自由に取り組んだ書33点を展示。書道ファンは、個性溢れた「燈」に足を止め見入っていた。
初日当番の一條翠苑さんは、草書と楷書で書いた「燈」の2作品と、「群青」を青帯に裏打ちして帯留めを付けたお洒落な作品に仕上げている。

新会員の八戸香太郎さんは、真っ赤な墨汁で「燈」を書き、両脇に一見絵のようにも見える文字を書いた芸術感溢れる書道作品を発表。
中村秀嶺さんは、高村幸太郎の詩「おそれ」を大きな紙で壁から床に垂らし、池田憲亮さんの燈は、ひょうたんに書き吊るして展示。

ユニークなそれぞれの作品に出会え、どの作品も自由で様々な発想が飛び交い、来場者を楽しませている。
会員の1人は、「書道市展や他の作品展と違い、自由に書くことができるので、沢山の人に参加してもたいらい。会名の通り書を遊ぶ会なので、若い方にも入会して一緒に書道を楽しみましょう」と勧誘した。

小樽書遊会展 10月22日(水)~26日(日)
市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリー 入場無料
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