競技ダンスの要素を取り入れ、より幅広い層が楽しめる小樽発祥のダンスうんどうを開発した、ダンスうんどう塾・本部(小林英夫代表)は、中学校で武道とダンスが必修化される前の2004(平成16)年から、余市養護学校を皮切りに、小樽市立小学校などの後志管内や札幌市内の小学校で、現代的なリズムを学ぶダンス授業を行っている。

2008(平成20)年からは、ダンスを発表する余市町立登小学校(全校児童21名)で、地域住民や保護者が楽しみにしている学芸会のダンス授業を行い、今年も9月30日(火)から開始した。
4回目となる10月21日(火)は、小林代表と中村ひとみさんが指導して、5・6時間目を活用し児童20名が参加した。
「上手く踊ることではなく、恥ずかしがらずに積極的に、楽しい音楽を聴いて1人で踊ったり、大勢の仲間や友だちと踊ったり、いろいろな人と関わりながら、それぞれが創意工夫して踊る楽しみを体験する」とし、NHKの朝ドラからヒントを得て、やなせたかしの名言「何のために生れて、何をしながらいきるのか」「絶望のとなりは希望や人生をよろこばせごっこ」などをテーマに、アンパンマンのマーチ(サンバ)・勇気凛々(チャチャチャ)・サンサンたいそう(サルサ)・アンパンマンたいそう(ジャイブ)・勇気100%(リズム体操)を、全生徒がひとつになり、感動をいろいろなダンス動作で身体表現した。 小林塾長は、「大きな夢を持ってと、メッセージソングでもあるアンパンマンの音楽を通じて、いろいろなダンスの動作を表現してもらい、サンバ・チャチャチャ・サルサ・ジャイブ・リズム体操の拍と拍子と、それぞれの動作の特色を表現してほしい」と話した。

児童らは、練習の回数を重ねる毎により上手になり、段々と楽しくなるのが分かった。
6年生の大野結子さんは、「5年生の時に転校してきて今年最後の学芸会。みんな仲良しで接しやすい。ダンスの発表は間違えないように最後までしっかりと踊りたい。そこを見に来てほしい」と話した。
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