小樽写真研究会の堂堂展 DEEP小樽最終回

  小樽写真研究会(浅賀正生代表世話人)第34回堂堂展が、11月19日(水)~24日(月・祝)に市立小樽美術館(色内1)1階多目的ギャラリーで開催されている。

 

 浅賀代表と神田泰行さん・志佐公道さんが、プロもアマも関係なく、下手でも上手でも誰でも堂々と写真を発表しようと1989(平成元)年に創立。

 

 同展は1991(平成3)年にスタート。出展者が自由に撮りたい物を発表するFREEと、2003(平成15)年からは写真を通じて住んでいる町とより深く関わっていきたいと、小樽の共通の場所を1年かけて撮るDEEP小樽をテーマに構成されている。

 

 今回は、FREEに6名、有幌町・幸を共通テーマにしたDEEPに11名が参加。ほぼ市内を網羅したことからDEEPは今回を最終回とした。

 

 20日(木)午後は、創立会員である浅賀代表が会場当番となり、創立当初の様子などを懐かしそうに語った。

 

 1989(平成元)年に浅賀代表が神田さんと知り合い、最初の写真展は、旧小樽倉庫(現ルタオ運河プラザ店)で、地面は砂利で照明もなく工夫しながらの開催だった。名前のないギャラリーやギャラリー白方などでも開催しそれぞれに思い出があるという。DEEP小樽は奥沢からスタートで、毎年小樽のどこかを共通テーマにして小樽の記録に取り組んできたという。

 

 今回の有幌町・幸では、かつての有幌倉庫群が思い出され、浅賀代表の見た有幌町4つの景色をフィルムカメラで撮影し自身で印刷して発表。志佐さんは110枚の群写真にして展示。有幌と幸の何気ない風景が紹介されている。

 

 会員11名がそれぞれに撮影したいものをテーマにしたFREEは、撮影からプリント・額装し気合を入れて展示。個展のような雰囲気が漂う。

 

 神田さんは、自身が営む店舗庭にあるひまわりや花々を撮影。宮崎裕幸さんは、新日本海フェリーナーミナルの庭・フラワーガーデンに携わる人々にスポットをあて、早春から晩秋まで数年間にわたって撮り溜めた中から、丹精込めた花やフェリーを見送る姿・人々の笑顔などを展示した。

 

 佐々木邦夫さんは6月に9年ぶりに被爆80年の広島を訪ねて撮影。志佐さんは、早朝4:30の日の出前の焼けた空と、赤岩から早春の増毛連峰や浜益の黄金山などを撮影している。

 

 浅賀代表は、「今年最後のDEEP小樽となり、ぜひ有幌町と幸を見てもらいたい。来年は市立文学館企画展・DEEP小樽総集編を予定している」と話していた。

 

 小樽写真研究会堂堂展Vol.34 DEEP小樽(有幌町・幸)
 11月19日(水)~24日(月)
 市立小樽美術館(色内1)1階多目的ギャラリー・入場無料