12月15日(月)、小樽市立望洋台中学校(望洋台3・浦嵜昌明校長)3年生と、近隣の知的障がい者施設・小樽四ツ葉学園(桜3)と和光学園(桜4)の利用者がスポーツ交流会を実施した。
保健体育の時間を利用し、体力や技能の程度・性別・障害の有無等に関わらず、運動やスポーツの多様な楽しみ方を共有できるよう、人と人を繋げるスポーツのボッチャを通じて、同校の近隣にある障がい者施設の利用者と交流を図った。
2校時目に3年1組24名と、四ツ葉学園利用者5名・和光学園利用者5名、3校時目は3年2組21名と各学園同数が参加した。
体育館にコートを3面設け、保健体育担当の滝井教諭から、スポーツ交流の目的についてやボッチャのルールを説明があり、生徒3名・利用者1名で9チーム作り、2チームが対戦し1チームが審判をしリーグ戦を開始した。
初対面だった生徒と利用者は、上手く投げると拍手を送り合い、チーム内では力を合わせてゲームに臨み、ボッチャを通じてお互いの距離が一気に縮まるのを感じた。

男子生徒は終わりの挨拶の中で、「望洋台中に来てくれてありがとう。ボッチャをやってみてどんなルールなのかと思っていたが、年齢の壁を越えて平等に遊べるスポーツで、今日は楽しかった」と笑顔で話した。
四ツ葉学園の金子さんは、「ボッチャは今回で3回目。上手くいったと思う。中学生の生徒さんも上手な方がいて面白かった。この学校へは選挙の時の投票場所となるので何回か来たことがある。次の3年2組の生徒とも一緒に楽しみたい」と話した。
和光学園の平館さんは、「先日和光学園の体育館で2回練習した。意外とボールがバウンドしたり弾むタイミングが難しくて、思ったよりも考えるスポーツ。先ほど中学生の方が言われたとおり、年齢の幅を越えて楽しめる。中学生は若くて吸収が早くて、僕らもびっくりするほど上手だった。今日は楽しかった」と話した。



