御創祀150年記念幕開け 小樽龍宮神社の初詣

 2026(令和8)年元旦には、小樽龍宮神社(稲穂3本間公祐宮司)御創祀150年を迎える記念の年の幕が明ける。

 北海道開拓への情熱を持つ榎本武揚が龍宮神社を創建。記念事業の一環として、同神社の宝として大切に保管されきた榎本公直筆の書「北海鎮護」の修復を実施決定。同年は、さらに榎本公生誕190年・没後120年と記念すべき年となる。

 

 1月1日(木)の元旦初詣では0:00から、無病息災・開運招福を龍神様に祈願する神事「龍神天昇祭」を社殿で行い、0:05から境内で龍神舞を披露。

 

 正月を記念して、新しい年の干支・午の根付を限定100個用意し来場者に配布。社殿では、獅子舞と子どもたちによる重要無形民俗文化財の松前神楽が行われる。

 

 今年は大晦日から年明けの様子を伝えるNHK番組「ゆく年くる年」が、0:00から同神社で生中継となる。毎年好評の参拝者の冷えた体を温める甘酒も無料で配布される。


 同神社社中龍祭会の神輿が境内で担がれ、祝の餅を配布して盛大に華やかに新年の幕開けを祝う。

 

 本間宮司は、「特別な年である御創祀150年を盛大に賑やかに行いたい。そのために、記念事業を計画し、クラウドフェンディングを実施。全国的に榎本武揚公の神社であることを知ってもらいたいのと、直筆の書”北海鎮護”があり、大切な文化財なのでクラウドファンディングで保護と維持を行う。沢山の支援が集まった。

 NHKの番組のゆく年くる年は、厳かな時間を過ごし新年を迎えるための家族団らんの良い番組に、龍宮神社が放映されることは誇り。御創祀150年の良い幕開けになると思う。世界中でいろいろなことが起こっているが、龍宮神社の神様のご加護と、子どもたちの明るい笑顔と元気を全国に届けたい」と思いを述べた。

 

 ◎龍宮神社(外部)

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