伊藤整の母校小樽市立塩谷小学校 伊藤整展

 小樽市立塩谷小学校(塩谷2・渡辺琢史校長)は、小説家で詩人の伊藤整(1905~1969)の母校でもあり、児童にもっと知って欲しいと、小樽雪あかりの路の開催に合わせて、同校3階図書室で、図書館司書の森未央さんが資料を集め「伊藤整展」を開催している。

 伊藤整展は、3年ほど前にも開催し、今回で3回目となる。
 
 4年前に同校の教師が、塩谷海岸が眼下に広がるゴロダの丘に建立されている同氏の文学碑を、発泡スチロールで制作し、碑文「海の捨子」も刻んだ本物そっくりの文学碑を完成させ、会場に展示し児童の注目を集めている。
 
 小樽の冬の最大イベントの小樽雪あかりの路の名前の由来にもなっている伊藤整の詩集「雪明かりの路」や、同氏の若い頃の姿が描かれた「若い詩人の肖像」などの書籍も展示し、手にとって見る事もでき貸出もしている。
 
 同氏は、1905年に松前町にうまれ、父親の仕事で塩谷に移り住み、塩谷尋常高等小学校(現塩谷小学校)に入学し、山で栗拾いや釣りをして遊んだ事などについても紹介している。
 
 1955年開校80周年を記念して現在も歌われている同校の校歌の作詞をしたのも同氏で、当時、児童のために本を寄贈するなど貢献している。
 
 
 今年開催の第28回小樽雪あかりの路について書かれた北海道新聞のスクラップも展示し、
イベントの様子を知る事ができる。
 図書委員の成田さん(小6)は、「伊藤整は、校歌も書いた人だとみんなも知る事ができて嬉しい。1年生にも分かりやすく絵も描かれていて良いと思う」と、話した。
 
 司書の森さんは、「文学碑を手作りした先生、市立小樽図書館の司書を務めていた加藤さんなどいろいろな人のお陰で伊藤整展を開く事ができ、同校の卒業生でもある伊藤整を語り継ぐ事ができている。子ども達にもぜひ覚えてもらいたい」と、期待した。