小樽市総合博物館運河館 着物でおすまし 親子でひなまつり

 小樽市総合博物館運河館(色内2)第一展示室の大正時代の街並みと商家を復元した会場で、3月3日の桃の節句にちなみ「親子でひなまつり」を、2月28日(土)10:00~12:00まで開催し、事前申し込みをすませた4組の親子が会場で着付けをしてもらい、段飾りの雛人形をバックに写真撮影を楽しんだ。

 
 
 これまで同館では、3月の第1日曜日に恒例の「うんがかんのひなまつり」を開催していて、子どもだけに着付けをして段飾り前で写真を撮影していたが、引率の母親からも着物を着たいとの声があり、今回「親子でひなまつり」と題して初開催された。
 
 母親用の着物は、ウスキ呉服店を営む臼杵美紀さんより提供があり、着付けも臼杵さんが行い、素敵な着物姿に母親も笑顔になり、親子で楽しい時間を過ごしていた。
 
 臼杵さんは、「着物は、会場の古い雰囲気とひなまつりの雰囲気に合わせて、古典柄の着物からそれに合う物を選んだ」と話していた。
 
 子ども達の着付けは、同館一色紗矢香学芸員が行い、色や柄など子ども達に好みの着物を選んでもらった。
 
 最初に来場したのは、小樽在住の野澤夫妻と小晴ちゃん(2)と桜李君(0)。
 
 母親は、「おたる広報を見て、せっかくなので申し込んみた。初めての参加。とても良い記念になった」と、父親も喜んでいた。
 次に来場したのは、小樽在住の加藤さんと祐輝君(9)と綾輝さん(5)。
 母親は、「博物館のイベントはいつもチェックしていて、博物館のひなまつりには2回ほど参加している。親子のものもあると知り、自分も着てみたいと参加した。着物を着る機会がないので、気軽に来て着付けしてもらい、とても良いと思う。」と、満足していた。
 
 参加者は、着物姿で人力車や会場の椅子などに腰をかけて写真撮影を楽しみ、限られた時間を満喫していた。
 
 綾輝さんは、「紫が好きなので紫の着物を選びました。かわいらしくて気に入りました」と、話していた。
 
 企画した鈴木学芸員は、「これまでの博物館のひなまつりでは、子どもに着付けをして成長を楽しんでいたが、母親も綺麗にしてあげると子どもも喜ぶと思い企画した。着物姿のお母さんと普段と違う体験をして欲しかった」と、話していた。
 
 同館第一展示室には、市民寄贈の昭和初期の段飾り2つと、明治後期の御殿飾りとセットだった行列人形を初めて並べて展示し、注目を集めた。
 
 行列人形について石川直章館長は、「御殿飾りと行列人形をもっていた方が、御殿飾りと行列人形に分けて従姉妹にあげていて、それから半世紀が過ぎ、御殿飾りを博物館に寄贈された時に、行列人形とセットだった事を聞いていた。昨年御殿飾りを持っていた方が来場し、行列人形を持っている人に連絡を取ってもらい、セットなので同館に寄贈が良いと、今回はじめて展示され、半世紀ぶりに完全な状態で飾る事ができた。お座敷を人形で埋めるほど並ぶのが本来の姿で、添え人形が他にもあったと思われる」と、話した。
 また、江戸時代の古今雛、豆びな、出征雛なども展示してあり、ひな祭りムードを高めている。雛人形は、3月6日(金)まで展示している。
 
 なお、「うんがかんのひなまつり」は、3月1日(日)同運河館第一展示室で、これまで通り実施する。