小樽市立高等看護学院(緑3・馬渕正二学院長)は、第56回卒業式を、3月6日(金)10:30から同院体育館で挙行した。
第56期生27名は、保護者、在校生、来賓、学院関係者に見守られながら、馬渕学院長よりひとりずつ卒業証書が手渡され、硬い握手を交わした。
第56期生は、2023(令和5)年4月に入学し、3年間看護師になるために勉学に励み、実習を重ね看護師となる努力を重ねて今日の日を迎えた。

27名の就職先は、小樽市立病院に18名、小樽協会病院に1名、札幌市内の病院に4名、道内の病院に3名、進学1名。
馬渕学院長は、「病に苦しむ人達に寄り添い、問題を解決し、若い力を結集して医療や福祉の面でもお年寄りの住み良い社会にしてもらいたい。
損なわれた健康を取り戻し、病んだ心を癒やすという難しい事が求められるが、卒業したのちにも、勉強や経験が必要となり、多くの困難が待ち受けていると思う。皆さんなら、私共の期待に十分に応えてもらえると思う。新たに巣立つみなさん、本学院で学んだ事を新しい未来に向けて研鑚される事を願う」と、式辞を述べた。

迫俊哉市長は、「今日までの道のりは決して楽しい事ばかりではなく、沢山の困難や苦悩があったと思う。皆さんを支えてくれたのは、家族、先輩、先生、
何よりも苦学を共にした仲間の存在だったと思う。これから医療現場で接する方々は、病気や不安を抱えている患者さんや家族。ある日突然病気となり、不安が大きい。そのような方々に対して、学んだ事を活かし、患者さん自らの治癒力を高め、病気を克服する力を持てるよう支え合える看護師を目指してもらいたい。」と、祝辞を述べた。

在校生を代表して脇田真帆さん(2年)は、「私達も先輩達のように成長したいと思う。どんな時も明るく仲間と支え合いながら、お互いに高め合う先輩方は、私たちのあこがれ。社会人として新たな一歩を踏み出す。共に学び励まし合い、笑いあった時間がみなさんの力になると思う。これからも自分らしい看護の道を歩んでいくことと信じている。」と、送辞を述べた。
卒業生を代表して田代理さんは、コロナ過を経験して自身の無力さを感じ、社会人から看護師を目指し入学した努力家。骨折をした患者さんを担当した時を思い出し、「良い看護を提供したいという思いで関わろうとしたが、患者さんは長年培い満足していた生活習慣を改良する事となり、意欲低下を招いてしまった。
その後、先生等と話し合い、患者さんの思いや価値観や主体性を尊重した関わりへと見直したところ、次第に表情が和らぎ意欲を再び向上する事に繋がった。この経験から、看護師の関わりによって意欲を損なう事もある事を学んだ。身体的苦痛だけではなく、目には見えない苦痛を抱えていて、理解するためには、表情や言動、沈黙の奥にある思い、ひとりの生活者と捉え、その人らしさや生活の背景を尊重する事が大切である」と、答辞を述べた。
その後、先生等と話し合い、患者さんの思いや価値観や主体性を尊重した関わりへと見直したところ、次第に表情が和らぎ意欲を再び向上する事に繋がった。この経験から、看護師の関わりによって意欲を損なう事もある事を学んだ。身体的苦痛だけではなく、目には見えない苦痛を抱えていて、理解するためには、表情や言動、沈黙の奥にある思い、ひとりの生活者と捉え、その人らしさや生活の背景を尊重する事が大切である」と、答辞を述べた。
出席者全員で学院歌を斉唱し、卒業生は看護師への決意を新たにした。
小樽市立病院に勤務する廣瀬蒼さん(小樽出身)は、「仲間と過ごしてきた日々は明るくやる時はやるクラス。行事や実習、国家試験もみんなで乗り越えたのが思い出。業務にとらわれない、一人一人の患者さんに向き合う看護師になりたい」と話し、

手稲渓仁会に勤務する余市出身の中野未結さんは、「実習が思い出に残り、自分が上手くできないといらだってしまい、違うメンバーからも励まし合った事が印象に残っている。身体の事だけじゃなく、患者さんの思いや気持ちに向き合える看護師になりたい」と、話した。
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