春の歴史紀行音楽紀行 高校生バンド講習会と発表会

 浅草橋オールディーズナイト実行委員会(斎藤仁実行委員長)は、桜咲く運河公園内の旧日石倉庫で、2026春の歴史紀行音楽きこうvol.17 を、4月25日(土)・26日(日)の両日開催された。
 
 このイベントの特徴は、20216(平成28)年より高校生バンド講習会をスタートさせ、初日に講習会、2日目に発表会を行っている。
 
 今回は、小樽水産高校4バンド、小樽潮陵高校4バンド、小樽桜陽高校8バンド、双葉高校1バンド、未来創造高校3バンド、精華学園札幌1バンド、合同バンド3バンドの合計24バンドが出演し、高校生バンドの後は一般10バンドが2日間に分かれて出演した。
 
 講師は、バンドボーカルとしてライブ活動やTV・ラジオに多数出演し、愛宕音楽院学校長の中間真永氏が務め、初日の講習会では、各バンドの演奏後に今後良くなる適格なアドバイスをし、参加者は言葉ひとつひとつを丁寧に聞き入れ、次のステップアップに繋げていた。
 
 
 
 2026年度北海道高等学校文化連盟(軽音楽専門部)の全道大会が、5月22日(金)初めて小樽で開催されるとあって、出場バンドは力が入った。地区大会はすでに終わっていて、駒を進めたはのは、小樽水産高校の「Acutum Nihil(アクチュームニヒル)」がオリジナル部門に、同校3年生バンドの「Regulus(レグルス)」がコピー部門の出場を決めた。今回の講習会では、Regulusがトリを収め、アンコールも含めて2曲を披露し、観客から大きな拍手が贈られ、会場は終始、熱気に包まれていた。
 
 
 小樽桜陽高校の7名のガールズバンド「Strelichya(ストレリチア)は、2年連続2回目のバンド講習会に出場。髭男の「宿命」を演奏した。
 
 メンバーは、「前日に、キーボードは一オクターブ下げてと言われ、ギターは何も言われなかったが、自分達でズレていると思っていて、体を向き合わせて目で合図しながら気を付けて合わせた。これまでの練習の中で一番良かった」と、満足していた。
 
 
 全バンドの発表が終わると、イベントの歴史紀行のタイトル通り、小樽案内人でもある斎藤実行委員長による歴史的建造物について語った。
 
 昨年は、戦後80年に合わせて小樽の空襲についてだったが、小樽の建築物について語った。昨年再々オープンした旧日石倉庫の向い側にある旧日本郵船小樽支店は、1906年に完成し、設計者は佐位七次郎で、東京大学の前身の工部大学校造家学科の第1期生(佐位七次郎・辰野金吾・曽根達蔵・片山東熊)のひとりで、昭和初期まで日本の建築界をリードしてきた。4人の建築家が建てた現存する建物があるのは東京で、3人の建物が残るのは小樽にあることなどを語った。
 今回初の表彰式が行われ、2個人、3バンドに贈られ、中間講師から良かった点が指摘され、表彰されたメンバーは喜びに包まれた。
 
 ベストドレッサー賞 小樽水産高校・川口さん 
ひっくり返ったけれど素晴らしい声で賞 小樽未来創造高校 倉田さん
 
ベストバンド賞 小樽潮陵高校 Pisces  Boys  
        小樽桜陽高校 Lig  him 
        小樽桜陽高校 THE  MARSHALL  BREAKERS
 
 2日間に渡り講習会が開催され、最後に、中間講師より総評が述べられた。
 同氏は、「それぞれのバンドにカラーや個性があり楽しかった。アドバイスを取り入れ1日で変わったが、パワフルな分、雑になっていた。
一番最初の音に緊張感を持って、ギターのバランスや向き合い方、ステージの立ち位置など、みんなの姿を見てあこがれる人もいて、発信する責任がある。ステージ上から発信するライブをやってほしい。初の小樽開催の全道大会、出場バンドは練習を重ね、頑張ってもらいたい」と、述べた。
 
 小樽水産高校軽音楽部・三宅顧問は、「北海道高等学校文化連盟(軽音楽専門部)の全道大会が行われて11年目で、初の小樽開催で、同校2バンドが出場する。ぜひ、頑張って欲しい。練習でできない事は本番でもできない。小さな動きから練習をしておくこと。全道1になりましょう」と、エールを贈った。