市指定歴史的建造物旧遠藤又兵衛邸 春の一般開放実施

 立正佼成会・小樽教会(重村祐司教会長)が管理運営する旧遠藤又兵衛邸(富岡1・小林伸夫館長)の一般公開を、5月17日(日)~24日(日)各日10:00~15:00まで、今年も実施した。

 

 この一般公開は、冬期間は冬囲いをして完全閉鎖し、春の訪れとともに遠藤邸を多くの人々に見てもらいたいと、毎年期間限定で公開している。


 この邸宅は、1902(明治35)年に小樽港を望む高台にあり、木造瓦葺き下見坂ばりの武家屋敷を思わせ、和風を基調としながらも玄関脇の応接間に大きな三面のベイウインドウを付けた和洋折衷の豪邸。

 四季折々の木々や花々が庭園を華やかにする「小樽御殿」の名で親しまれていた。

 

 使用した木材は、本州から取り寄せ、釘を一切使わずに3年かけて建てられた豪邸だった。立正佼成会・本部の協力で一部が保存され現在に至る。

 

 1985(昭和60)年7月28日に小樽市指定歴史的建造物第4号に指定された。

 

 同教会会員により建物の清掃や敷地内の整備が行き届き、公開をまちわびた市民や観光客を出迎え、初日は40名が訪れ、期間中賑わった。


 受付には同会会員が常駐し、建物に関する質問にもおもてなしの心を込めて対応しているという。


 22日(金)の庭の様子は、木々の新緑に包まれ、白やオレンジのツツジが咲き始め、ここ数日で満開となり、建物の縁側からも花々を観賞でき、当時の暮らしぶりに思いを馳せた。

 

 小林館長が製作した建物の模型に加え、今年初公開の9体のお地蔵さんも登場。館長の手作りで優しい顔立ちが見る人の心和ませていた。


  

 重村教会長は、「今年は暖かい日が多いためか、植物の成長が見られ庭が綺麗で、建物との風景がとても良かった。
 講師の指導でみなさんが製作した樺太アイヌ刺繍も展示し、楽しんでいただいた」と、話していた。