THEY展vol.11  アーティスト9名の個性豊かな48点

 小樽で活動を続けている芸術家のグループ展「THEY展vol.11」が、6月24日(水)~28日(日)まで、市立小樽美術館(色内1)1階多目的・市民ギャラリーで開催している。
 
 絵画をはじめ染色造形作品など、9名それぞれが得意なジャンルで48点を展示している。
 タイミングが良ければ、在廊中の作家にも会う事ができる。
 
 「心のひだ」シリーズで発表を続ける小川豊さんに、今回の作品について尋ねた。
今回も「心のひだ」と題して大小32点を出展。初期作品からは、随分作風にも変化がみられる。
 今回は、花=人間をモチーフにしていて、花は見た目は美しく華やかに見えるが、内面は苦労をしていたり、見た目とは一致しないところが、人間と共通しているところだという。
 
 これまでと違う画材を使用したのは、常に絵を描ける環境を保つ事が大事だと考え、描きたい時に描ける状態をキープできるよう見直した。色もその時々の気分で使用し、同じものは2つとないそうだ。
 
 
 雨をテーマに作品を発表している髙橋一文さんは、新作「雨の中のマイサークル」3点と、新作「雨の痕跡」2点、2020年に制作した未発表作品3点を出展した。
 
 「雨の中のマイサークル」は、まるが崩れた仏の心をイメージし、雨に打たせることにより、心の叫びをイメージしたという。
 
 未発表作品の3点は、キャンバスに水彩絵具を塗り雨にあてて、ハンカチを落としたり偶然の痕跡を楽しんだという。
 
 かつやかおりさんは、新作も含めて11点を出展。これまで絵本を3冊出していて、描きたいものを自由に描き、綺麗で楽しく描きたいがコンセプトだそうだ。ストーリーがあるように見えると良く言われるので、絵の物語を繋ぐように展示したという。
 
 染色造形家の加藤祐子さんは、織物を作品に、「わわわ… 巣穴」シリーズから5点を出展した。織った物を色彩した「痕跡」も、個性豊かな作品が並んでいる。
 姪っ子をモデルに多数発表してきた菅原おりえさんは、書き心地が良い黒の鉛筆に出会ってから鉛筆で作品作りをしている。線を沢山描いたり、バックを工夫したり、ジェッソ(下地)と不透明水彩を塗り、夜を表現した作品など、同氏の世界観が広がっている。
 
THEY展vol.11
6月24日(水)~28日(日)10:00~17:00(最終日16:00)市立小樽美術館(色内1)1階多目的・市民ギャラリー
入場無料
関連事業 
LIVE EVENT     6月28日(日)14:00からギャラリー内で
出演:Vanko  ザ★ホリデーズ