夏の蜃気楼 柴田さん撮影成功

 春の風物詩と言われていた上位蜃気楼は、札幌在住の柴田進さんの熱心な観測により、
夏まっさかりの7月17日(金)13:30~15:30まで、朝里海岸で観測を続けていると、13:40~14:50頃に上位蜃気楼の観測に成功した。概要とその写真と説明を提供してくれた。
 (写真と内容提供:柴田進さん)
 
 
【概要】 石狩湾の海水温は約21.0℃。前日の天気予報で17日は石狩湾周辺の各地で30℃前後の気温と なるとのこと。風や波が穏やかなら現地に出かけるつもりで前日よりカメラ等の準備をした。 当日の午前中、気象データを分析・グラフ化したところ高島おばけ発生のシグナルが出たの で現地に向かい観測と撮影を行った。(小樽の最高気温29.6℃、手稲山口の最高気温32.4℃)
 
【画像の説明】
 
 
★クレーン作業船蜃気楼(朝里海岸からの距離不明、推定20〜30Km程度か) 現地に到着してすぐ海上を見たところ、かなり遠方にクレーン作業船(ハヤカワ建設の起重 機船『海王』と推定)が航行していた。いつもより赤白の航空障害灯(=昼間障害標識)が かなり伸び上がった印象があったので、とりあえず撮影したもの。
 
 
 
 
 
★高島岬岩礁と海岸蜃気楼(朝里海岸からの距離約8Km) 高島岬の先端に見える岩礁が伸び上がってきたので撮影した。岩礁の形や地形のシルエット を覚えていれば意外と容易に見つけられます。また、近くの海岸がバーコード状・板塀状に 変化していることに気づかないこともままあるが、とにかく、変化している周辺を撮影して おくのがよいでしょう。
 
 
 
 
 
★鰊御殿下の海岸蜃気楼 砂場や岩場、草地等が伸び上がっていたので撮影した。バーコード状・板塀状になった姿を 実際に見ていないと見つけづらいかもしれない。ぜひ一度、ご自分の目で双眼鏡等を利用し て見ておけば発見は早いでしょう。
 
 
 
 
 
 
★球形タンク蜃気楼1(朝里海岸からの距離約18Km) これは石狩湾で一番わかりやすい対象物です。今回、球形タンクが丸ではなく、花瓶やとっ くりなどの姿に見えました。その姿を最初に見ると、驚きとともに自然の不思議さに感嘆す るでしょう。ぜひご自分の目で見ていただきたい。
 
 
 
 
 
 
★火力発電所蜃気楼(朝里海岸からの距離約17.5Km) 左の高い塔の隣に見える建屋の小さな白い煙突(通風孔?)のようなものが、明らかに伸び 上がっています。倍以上に伸びているでしょう。その高さ周辺を右側の建屋の高さの位置に 当てはめてみるとこちらも伸びているのわかります。 このように蜃気楼発生前と後を画像比較するとわかりますが、現地で見ている時には意外と わかりません。そこでどこか伸び上がっている箇所を見つけたら、とりあえず、その周辺を 撮影するのがポイントです。
 
 
 
 
 さて、そろそろ今シーズンの高島おばけ(=上位蜃気楼)が終盤です。ただ、条件がそろえ ばいつでも発生する余地があります。夏休み中にも大きな蜃気楼が発生し、撮影したことも あります。ぜひ、石狩湾周辺に行く機会があれば、周りの風景や船舶、地形などを見て、お かしな変化があればスマホやカメラで撮影してください。双眼鏡があるとより便利です。 とにかく、ご自分の目で見ることが大切です。自然がこんなものを見せてくれるという実感 がわきます。ただ、この時期の注意点は日焼け対策や熱中症対策をお忘れなく。

 

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