自慢の喉を披露!小樽後志地区民謡決勝大会

 小樽後志民謡連合会(宮下航英会長)主催の優勝旗争奪・全道民謡決勝大会選手選抜第74回北海道民謡連盟小樽後志地区民謡決勝大会が、5月18日(日)10:00から小樽市民センター(色内3)マリンホールで開催された。

 

 札幌で開催の全道民謡決勝大会の選抜でもあり、良い成績を収めると全道大会の切符が得られる今大会には、6~80歳以上の熟年者まで約30名が出演。

 

 大会審査委員長は相蘇貴子氏、副審査委員長に土屋ミサ子氏、審査委員に大会長の宮下会長が務め、出演者は、5つのブログラムに分かれて自慢の喉を披露した。

 

 第1部の幼年・少年少女の部で、中1の中川凌さん(民謡新声睦)は、「船こぎ流し唄」を熱唱して初優勝。全道大会出場を決め、「小学校に入る前から民謡を習い始め、コロナ禍で練習ができなかったが、今では毎週1回練習に通い、歌うのが好きなので優勝できてうれしい。昨年の全道大会では入賞できなかったので、今年はぜひ入賞したい」と話していた。

 

 第2部の江差追分節の部には6名が出場。第3部寿年の部(80歳以上)では、9名がそれぞれに得意な曲を熱唱し、観客を楽しませた。

 

 難しい北海浜節を気持ち良さそうに熱唱した平井峯子さん(栄友)は、20年以上も民謡を続け年功表彰を受賞し、「北海浜節は一番最初に習った大好きな歌。20年以上も続け、やっと歌えるようになった」と話した。

 

 13:00から第4部熟年の部(70~79歳)、第5部一般の部(高校生~69歳)全国民謡の部と北海道民謡の部が発表を行い、地域の風土や文化が盛り込められ歌を感情を込めて歌われ、観客も静かに聴き惚れていた。

 

 第74回北海道民謡連盟小樽後志地区民謡決勝大会結果

 〇最優秀賞 帰山孝姫美さん(かもめ)

 〇幼年・少年少女の部 優勝 中川凌(民謡新声睦) 準優勝 秋山莉央(かもめ)

 〇江差追分の部 優勝 安井静穂(かもめ) 準優勝 木内絵理(かもめ) 3位 安井栞那(かもめ)

 〇寿年の部 優勝 小西秀明(倶知安民謡愛好) 準優勝 木内サツ子(かもめ) 3位 平井峯子(栄友)

 〇熟年の部 優勝 飯野信廣(民謡新声睦) 準優勝 鈴木盤英(杉の民謡) 3位 三上智子(栄友)

 〇北海道民謡の部 優勝 安井静穂(かもめ) 準優勝 安井爽斗(かもめ) 3位 田村錦嬢(民謡新声睦)

 〇全国民謡の部 優勝 帰山孝姫美(かもめ) 準優勝 木内絵理(かもめ) 3位 面野亜泉(民謡新声睦)

 

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