6月の恒例行事となった第37回おたる運河ロードレース大会が6月15日(日)9:00から開催された。気温も22℃前後と初夏らしい気候となり、沿道に集まった大勢の見物客が、昨年を上回る2,733名(登録者数)のランナーに温かい声援を送っていた。
迫俊哉市長は、「昨年を上回る参加者で大変嬉しく思う。小樽の歴史ある街並みや、海からの潮風を感じながら楽しんでもらいたい。今年からは、ファンランという新しい種目を設け、家族や職場の皆さんと一緒に楽み、走ることの楽しさを感じてもらいたい。観光を兼ねて参加している人も多いと思うが、レースを通じて小樽での楽しい思い出を作ってもらえれば」と、開会の挨拶をした。
エントリー数は、小樽市1,077名、札幌市1,140名、道内377名(31市・30町・5村)、韓国を含む道外139名(1都・2府・23県)。ボランティア438名が大会運営を支えた。
9:00に臨港線中央橋付近から、10km種目(116名エントリー)がスタート。小樽運河ー臨港線ー勝納交差点ー若竹交差点ー国道5号築港駅前ー平磯トンネル手前市道を折り返し、港湾道路ー第2ふ頭基部ー旭橋からゴールを目指した。
15分後に5km種目がスタート。20分後に今年からの新種目ファンランを含む2.3kmがスタートし、運河の初夏の景色を楽しみながら、日頃の練習の成果を発揮したり、会社や家族・友人・知人とマラソンを楽しむ人など、それぞれのペースで小樽運河周辺を駆け抜けた。
2kmを2.3km種目に測定し直し、今年から小学生低学年も参加できるよう年齢制限を広く設け、自由に走るファンラン種目を新設。1~3年に167名、4~6年に163名、中学生も143名がエントリーした。10kmと5kmも年齢区分も増すなど変更した。
小樽市立手宮中央小学校では40名が出場するなど、学校単位での出場者数も増えた。小樽協会病院では2名の医師が、小樽骨髄バンク推進会では8名が襷をかけて走った。五洋建設株式会社は28名が出場し、同バンクの熱い気持ちに共感し襷をかけて走った。
石川藍さん(小5・小樽A・J・C)は、小学生の部(4〜6年)2.3kmに出場し7分37秒で優勝。「スタート地点で混雑していて転びそうだったが、気にしないで自分のペースで走った」と話した。
札幌在住の佐藤幸司さんは、60歳以上の男5kmの種目に2年続けて出場し、昨年は50代と60代以上一緒で15位だったが、今年は60歳以上となり22分15秒で3位となり、「普段はアップダウンが多い道で練習していたので、ここは割と平だったのが良かった」と話していた。
会場は、ゴール目前に最後の力を振り絞る人・キッチンカーに並ぶ人・表彰式に出席する人などで賑わい、すべての表彰式終了後は、協賛企業提供の商品が当たるお楽しみ抽選会が行われていた。
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