小樽で楽しく学ぶ防災の力 北海道済生会

 

 

 

 防災について学んでもらおうと、6月21日(土)11:00~15:00、イオン小樽店(築港11)平面駐車場で、北海道済生会と株式会社小樽ベイシティ開発主催の防災ラボが開催され、多くの家族連れが来場し、はしご車乗車体験やAED体験などに参加した。

 

 北海道済生会は、小樽市と地域共生包括連携協定を締結した一環として開催し、今年で3回目となる。災害に対する知識や災害時の命を守るための行動などについて、より多くの市民に知ってもらおうと啓発活動を実施している。

 小樽市消防本部職員・同部消防団・北海道済生会・陸上自衛隊第11特科隊・小樽開発建設部・第1管区海上保安本部・小樽警察署などが参加し各ブースを担当。

 

 目玉は、地上30mのエネルギー棟屋上にいる救助者をはしご車のバケットを伸ばして救助する、消防隊員の大迫力のデモンストレーションで、上空からの放水訓練も実施された。

 

 また、大勢の見物客を前に、屋上から隊員2名が降下する訓練では、見物客も手に汗にぎるドキドキ感があった。

 

 消防救助技術訓練では、3名が1組となりほふく救出訓練を披露。日頃の訓練の成果を披露し、観客から大きな拍手が沸き起こっていた。

 

 AEDを使用した心肺蘇生法体験コーナーでは、消防団の応急手当普及員が、参加した小さな子どもたちに、いざと言いう時に誰もが救助できるよう知識を伝授した。

 

 車両乗車体験では、はしご車のバケットに乗って高いところから景色を眺めたり、パトカーや自衛隊の大型車にも乗車し貴重な体験を楽しんだ。

 

 同済生会は、阪神淡路大震災や熊本地震などの現地での救援活動を紹介し、東日本大震災の教訓を生かし、震災時の高齢者などへのケアの必要性を踏まえ、2021(令和3)年度に発足した全国済生会災害介護派遣チーム「DCAT」について紹介。

 

 同海上保安本部は潜水資機材を展示、同建設部は機器やパネルを展示して、ティックフォース(緊急災害対策派遣隊)による支援について紹介した。

 

 ふれあいコーナーではわんちゃんふれあい体験やサッカー体験、キッチンカーも並び、参加者たちは楽しみながら防災について学んでいた。

 

 ◎北海道済生会支部(外部)

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