個性豊かに!第22回道写協小樽支部写真展

 会員それぞれに、日頃撮り貯めた中からお気に入りの写真を発表する、北海道写真協会小樽支部(高橋俊弘支部長)の写真展が、7月9日(水)~13日(日)に、市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリーで開催されている。

 第22回目の写真展は、会員9名の個性豊かなテーマでシャッターチャンスを狙った45点と、写真道展入賞入選作品3点、写真道展審査員と会友出品作品4点の合計52点を展示。

 

 初日当番を務める茅根君子さんは、3回目の参加で、市内で撮影した鳥たちの動きある表情を捉えた5点を出展。写真を始めた頃、鳥の撮影からスタートしたこともあり、今回は、桜の中のヒヨドリが羽を広げて飛び立とうとしている瞬間を捉えたり、ミサゴやヤマガラ、ウミアイサなどを追いかけて撮影している。タイトルも凝っていて、写真の解説を端的に表した言葉のタイトルにも注目が集まり、カメラを始めていろいろな鳥に感動したという。

 

 鉄道写真が大好きな一條周一さんは、橋と電車をタイミング良く捉えた5点を出展。四季折々の風景と電車を狙った作品は、どれも努力なしでは撮影できないシーンばかりだ。

 

 写真道展では、自身のこれまでの最高賞第1部3席に入賞し、受賞作品も会場に展示し、南富良野町の金山湖で廃線前に撮影した電車の作品で、雨上がりの15時頃の幻想的な光景を映し出した。

 

 審査会員で特別会員の川原静雄さんは、初雪が降った日に小樽公園へ出かけ、紅葉の赤と雪の白の対比を狙ったものや小樽市総合博物館のエントランスを2階から撮影したもの。どんな人を入れるかで写真のイメージが変わるため、入れ込む人をいろいろ考えて待って撮影したという。

 川原さんは、「皆さん今年1年間に撮り貯めた中で気に入った写真を出展され、それぞれに個性がある。ネイチャー・スナップなどいろいろと挑戦して、なかなか見られない写真を撮り、シャッターチャンスが素晴らしく動きがあって良い。この機会に会場でご覧いただきたい」と来場を呼びかけた。

第22回道写協小樽支部写真展 7月9日(水)~13日(日)10:00~17:00(最終日16:00)

 市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリー 入場無料

 

 ◎アーティストバンク〜北海道写真協会小樽支部(外部)

 ◎関連記事