それぞれのテーマで48点 小樽フォト虹彩写真展

 写真好きが集まり2005(平成17)年に発足後、2ヶ月に1度、写真を持ち寄り講評し合い勉強会を開いている小樽フォト虹彩(井上雅博代表)が、2025(令和7)年写真展を、7月9日(水)~13日(日)に市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリー2で開催している。

 井上代表・内田絢子さん・高田桂子さん・右近純子さん・阿波和行さん・中島史江さんの6名が、風景や花などその時どきのテーマで撮影したお気に入り48点を発表。

 

 初日当番を務める写歴25年の右近さんは、会員全員の説明文も担当。恵庭のえこりん村にある銀河庭園の写真を出展。2006(平成18)年に英国デザイナーが設計して開業した庭園で、お気に入りの場所だったので残したいと閉館前に撮影したという。

 

 内田さんは色とりどりの花の写真を出展。「赤い芽」は、チューリップの芽でこれから咲こうと伸びてきたところに、水滴がついて不思議な光景を捉えている。

 

 井上代表は、モノクロで「きままに小樽」と題し、あまり人目に触れない小樽を独特の視点で撮影している。

 

 阿波さんは道内津々浦々旅をして、雄武町の日の出やサロマ湖の水鳥たち、網走市能取湖のサンゴ草の群生など、出かけたくなるような光景を捉えている。

 

 高田さんは「さじ加減」と題し、不要の物を省いたり、又は加えることで活かされたり、難しいさじ加減について考えさせる写真を発表。

 

 中島さんは、道東の冬の光景を集め「白の世界」を発表。人工物がなく凍える寒さが伝わってくる作品が並んでいる。

 

 2025年小樽フォト虹彩写真展 7月9日(水)~13日(日)10:00~17:00(最終日16:30)

 市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリー2 入場無料

 

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