ふれこみで始まる第59回おたる潮まつり開幕!

 

 

 7月25日(金)第3号ふ頭横の中央ステージで、「潮に響く、ふるさとの鼓動」をテーマに 小樽の夏の最大イベント・第59回おたる潮まつりが開幕した。

 1967(昭和42)年に始まった海への感謝と小樽の発展を願った市民参加型の同まつりも、今年で59回目を迎えた。

 

 初日は、潮音頭と潮踊り唄の考案者で日本舞踊藤間流扇玉会・藤間扇玉会をはじめ、4団体が梁川通りの都会館前に集まった。

 先頭をトラック2台と山車4台に乗った小樽潮太鼓保存会若潮隊が、太鼓の打演を響かせながら、役員梯団・藤間扇玉社中・花柳旭輝社中・直江博子バレエ研究所・潮梯団と続き、まつりの開幕を市民らに知らせる潮ふれこみが行われた。第3号ふ頭中央ステージまで、潮音頭と潮踊り唄を1時間ほどかけて練り踊った。

 

 開祭式には、 2023(令和5)年7月に都市間協定を締結している埼玉県春日部市の岩谷一弘市長も招かれた。松明が焚かれた会場で、小樽潮太鼓保存会と若潮隊の打演が最高潮になる中、石狩湾から汲み上げられた御神水を奉納する御神水奉納が行われた。

 上参郷実行委員長は、「潮に響く、ふるさとの鼓動をテーマに、明日のねりこみは70梯団以上5,000人が踊る予定。日曜日は神輿パレード・ドローンショー・花火大会と、沢山のステージ企画を用意。皆さんには踊りに参加し、食べて見て五感を震わす熱い3日間にしたい。楽しんでいただきたい」と開催を宣言。

 

 潮コンシェルジュの兼平祐弥さんは「沢山の方と関わり、皆さんがまつりにかける思いの強さをひしひしと感じている。この会場の熱気こそが小樽の持つパワー。皆さんが帰路につく時に、今年の潮まつりは良かったねと笑顔で言えるような思い出に残る時間を作りたい」と述べ、三浦夢愛さんは「潮コンシェルジュとして潮まつりに参加できること嬉しく思う。小樽の町がひとつになり笑顔と熱気に包まれる特別な3日間を皆さんと一緒に楽しみたい。どうぞよろしくお願いします」と、3日間への意気込みを述べた。

 

 カウントダウンで点灯式が行われ、ふれこみ参加者が再び踊り出し、ステージを踊り抜けた。会場は、見物客や露店を楽しむ客で混雑し、21:00からは潮バラエティステージが開かれ、来場者を楽しませた。

 

 ◎おたる潮まつり公式サイト(外部)

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